定められし運命

2012年のフランス映画です🇫🇷

監督はドゥニ・マルバル。



第二次世界大戦中の1943年。
ナチスドイツに占領されたアルザス出身の17歳の少女アリス(フロール・ボナヴェントゥーラ)とリゼット(ルイーズ・エレーロ)は家族から引き裂かれ、他の多くのアルザス人とともにドイツの労働奉仕施設に送られた。施設で6か月後軍事訓練を受けた彼女たちはその後弾薬工場で働くことになった。
ある日工事で爆発が発生。
アリスとリゼットの2人は妨害行為の嫌疑をかけられて別の施設に移され、厳しい監視の下看護師として労働することになる。
その施設とは、純血なドイツ人を増やすために軍幹部たちの子供を妊娠させられた女性が出産するための場所(レーベンスボルン)だった……









少女の目線で描かれた戦争映画です。

主人公であるアリスとリゼットがドイツ軍侵攻により一夜にしてフランス人からドイツ人になり
戦時下で運命に翻弄されるつつも
互いに友情を育んでいくというお話です。

初老になったアリスがビデオカメラの前で回想しながらストーリーが進んでますいきます。


↓少女時代のアリス


アルザスの歴史やレーベンスボルンについて本作で初めて知りました。
(不勉強ですみません💦)

どこまで脚色がなされているのかわかりませんが
かなり衝撃的なお話でした。
宗教的な要素も含まれた作品で
生命や奇跡、そして人生の試練についても描かれていて
カトリックの国フランスらしい映画でした。

宗教関係なく
いろいろな年代の方に観ていただきたいですね。



悲しい出来事もありましたが
ラブストーリーも描かれていて
ステキな作品でした。


かなりお薦めです。
是非‼️