殺人漫画

2013年の韓国映画です🇰🇷

監督はキム・ヨンギュン。



ある日、WEB漫画『パート』を掲載するポータルサイトの編集長が無残な遺体となって発見される。
被害者は死の直前に漫画家ジユン(イ・シヨン)の作品を読んでいたこと、その作品内容と被害者の死に方が同じであることから、刑事ギチョル(オム・ギジュン)は手掛かりを得るためにジユンのもとを訪れる。
ジユンは、漫画はフィクションであり、事件とは無関係と主張するが、再びジユンの漫画と同じ形で殺される被害者が現れ……。









WEB漫画の編集長を皮切りに
漫画を見た者が次々と不審な死を遂げていく中
漫画を描いた作家と事件を執念深く追う刑事とが息詰まる攻防を繰り広げるホラー映画です。

最初は『デスノート』みたいなお話かな?
って思っていましたが
後半にどんでん返しに次ぐどんでん返しが起こり

え?
全員クズやん!

って感じになります。

(詳しくは本編をご覧になってください)

ストーリー自体にはかなり無理がありますが
ネタとしてはかなり面白かったです。

漫画と実際の動画が交錯しながらお話が進む様はある意味映像美でした。

とはいえ
韓国映画ですので
血みどろグロ映像は満載でした💦
韓国映画につきもののレイプや女性蔑視のシーンはなかったので観やすかったです。

主演のイ・シヨン…美しかったです。


クッキリした目頭切開はちょっと気になりましたが💦


作中で主人公が精神科医のセラピーを受けるシーンがあるのですが
そこで
『(不思議の国の)アリス症候群』についての言及があります。

本症候群とは
知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群です。

ご存知、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで

イギリスの精神科医ジョン・トッドにより命名された疾患です。

う〜ん
ちょっと解釈が違っていたかな?
主人公が呈していた白昼夢みたいな症状は本症候群ではなくて解離症状みたいな感じだったように思いました。

↑本作に登場した精神科医


まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。