英国王のスピーチ

2010年のイギリス=オーストラリア=アメリカ合作映画です🎬

第83回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞した作品です。
監督はトム・フーパー



幼いころから、ずっと吃音に悩んできたジョージ6世コリン・ファース)。
そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。
ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。








吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世
その治療にあたったオーストリア出身の平民である言語療法士の友情を史実を基に描いた歴史ドラマ映画です。

以前からとても気になっていた作品で
ようやく観ることが出来ました。

先日このブログで紹介した『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』に繋がっているお話です。
同作では冒頭に戦勝記念日の演説を前に
ジョージ6世が『ちゃんと喋れるかな?』なんて緊張しているシーンが描かれていました。

英国王室を扱った作品はどれもハートフルで好きですね。
国民が王室をどれほど敬愛しているのが伝わってきます。

本作もそうでしたね。

吃音でうまくスピーチできない国王に対して
国民は常に温かい気持ちで見守ってくれていて
呆れたりガッカリしたりすることなく
国王の次のスピーチを楽しみにしている…
素晴らしいと思いました。

言わずと知れた名優ですが
まさに適役でした。
国王の威厳と気品、反面でナイーブな人柄をきちんと演じていました。



言語療法士の先生…
吃音だけじゃなくてメンタルのセラピーまでやっていて
本当に素晴らしい人でした。
お顔がちょっと意地悪っぽい感じではありましたが💦



ヒトラーの演説のフィルムを観ていたエリザベスが
『何て言ってるの?』
と父であるジョージ6世に尋ねた時
『わからんが上手だ!』
と答えるシーンはちょっと笑ってしまいました。

ラストの国王の演説はかなり泣けました😭

かなりお薦めの作品です。
是非‼️