想像ができない Impossible To Imagine

2019年の日本映画です🇯🇵

監督はフェリシティ・チラック。



京都で着物屋を営む女性・亜美(伊藤友紀子)。
年々業績が悪化し、父(森山和也)は廃業することを提案するが、亜美は亡き母から受け継いだ着物屋を何とか存続させたいと思っていた。
そんなある日、友人からビジネスコンサルタントの男性ハヤト(ウィリアム・八木・ルイス)を紹介される。
彼はオーストリア人と日本人のハーフで、亜美の店の再建を手助けすることになるのだが、ストレートな物言いのハヤトに亜美は最初反発するのだが……。









外国人監督による京都のお話です。
古都の映像美が満載されたステキな作品でした。

外国人から観た京都を描いた作品は昨今ありきたりな感じのものが多いのですが
本作はスタンダードではあるけれど
細やかな心理描写も加味されており
見応えがありました。

ドキュメンタリータッチな感じもして
(単に登場人物の台詞を棒読みだったからかも)
まあまあ面白かったです。


主人公の亜美…
想像力のない嫌味な女性でした。
いかにも京都人らしい。
(読者の中に京都人の方がいらっしゃったらすみません。私も短期間ですが京都育ちです💦)
お友達になりたくないタイプの女性でしたね。


何を勘違いしてんねん!
と何度か突っ込んでしまいました。

振袖を着たいという中年の外国人女性に
『あの歳で振袖なんてアカン。日本の伝統文化に触れたいんやったら日本の流儀に則ってもらわんと』と亜美が怒り出すシーンがありましたが

性格悪〜
さすが京都人やわー

観光で来てるんだし
好きにさせたらええやん!
文化の押し付けはアカンよ!

と思いました。


そして
コンサルタントの男性ハヤトさん…
ちょっと強引な感じはしましたが
イイ人でしたね。



お話はお店の再建とかよりも
亜美とハヤトの恋愛話がメインでしたが
それに京都の伝統や意固地さが織り込まれていて
作品としての完成度もまずまず高かったと思います。

お時間があればどうぞ。