ファーストラヴ

本日公開の日本映画です🇯🇵

TOHOシネマズ日本橋で観覧しました。
島本理生先生の同名小説が原作です。
監督は堤幸彦



川沿いを血まみれで歩く女子大生(芳根京子)が逮捕された。
殺されたのは彼女の父親(板尾創路)。
『動機はそちらで見つけてください』
容疑者・聖山環菜の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。
事件を取材する公認心理士・真壁由紀(北川景子)は、夫・我聞(窪塚洋介)の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに彼女の本当の動機を探るため面会を重ねる。
二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た『何か』を感じ始めていた。
そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの『ある記憶』と付き合うことになるのだが……。









一昨年の春、本作の制作に当たって医療監修の依頼があり
プロットから脚本までのお手伝いをさせていただきました。

原作は直木賞受賞直後に読んでいて
その当時、私たち精神科医の間ではツッコミどころ満載の著作として知られていました。

当初プロデューサーから
主人公の心理士を女性精神科医という設定に変更したいと言われ
脚本家の浅野妙子先生には原作と異なるプロットを作成していただきました。

ところが精神科医だとストーリーの辻褄が合わなくなり
原作を全面改訂しないといけないことになり
全く別のお話になってしまいため
再び設定を心理士に戻すという経緯がございました。

その後コロナ禍に見舞われ
ようやく本日劇場公開となりました。

サスペンス要素あり
ラブストーリーあり
裁判シーンもあり
出演者もさることながら
かなり豪華な作品に仕上がっていました。

作品を鑑賞して…
環菜役の芳根京子さんの演技が素晴らしかったです。
解離性障害やパーソナリティ障害の患者さんって
特徴的な喋り方や姿勢、手の動きをするのですが
それが自然に再現されていました。



北川景子さんは透き通るような美しさでした。
あんなキレイな心理士…滅多にいないけど💦


由紀のお家のシーンが登場しましたが
キッチンや間取りがかなりゴージャスでした。
公認心理士ってそんなに給料高くないんだけどなぁ💦
窪塚洋介さん扮する写真館経営の夫が稼いでいるのかしら?

迦葉役の中村倫也さんは今勢いがある俳優さんですが適役でしたね。
沈黙や間の演技が絶品でした。



木村佳乃さん演じる環菜のお母さん…
怖かったです。



最後にまさかのどんでん返しがあり
ミステリーとしてはかなり面白かったです。

お時間があれば観に行ってください。




観覧の後、舞台挨拶がありました(オンライン)。



パンフレットを購入しました。



エンドクレジットとパンフレットに私の名前が載っていて嬉しかったです。