バッドガイ 反抗期の中年男
2013年のアメリカ映画です🇺🇸
監督は主演も務めるジェイソン・ベイトマン。
初監督作品です。
日本では劇場未公開作です。
40歳になってもバリバリの問題児であるガイ(ジェイソン・ベイトマン)は、優秀な子供を対象としたスペリング大会になぜか大人として出場資格を得る。
ガイは主催者のボウマン博士(フィリップ・ベイカー・ホール)などからバッシングを受けるが、出場を辞退する気はない。
会場のホテルに着くまでの機内で優勝候補で10歳の少年チャイタニヤ(ローハン・チャンド)と知り合ったガイは、2人で夜の街へ出かけ自由に遊び回る。
しかしその頃、ガイを取材する記者のジェニー(キャスリン・ハーン)は、ガイの出場理由が生き別れた父親のためで、それがボウマン博士であることを突き止め……。
邦題が??って感じですが
ヒューマンドラマとしてはかなりの秀作でした。
ルールの網をすり抜けて子どもの大会に大人が出場する…
目的はなんであれ、これはあり得ないというか、常識ある人ならやってはいけないことです。
そんな主人公のガイはとんでもないヤツですなのですが
邦題のように反抗期っていうのとはちょっと違っていたし
ライバルの子どもたちにプレッシャーを与えて蹴落とそうとする態度はクズだけど
天才的なスペリング能力(偏った能力)
社会性のなさ
人の気持ちがわからない
空気が読めない…
おそらくアスペルガー症なのかな?
って思いました。
なので、悪い人ではないんですよね。
『父親の喪失感』というのがストーリー根底にあって
コメディ要素は意外と少なめでしたが
結構楽しめる作品でした。
スペリング大会…なかなか面白かったですね。
アルファベットの国だからできる大会です。
私…英語は得意な方なのですが
知らない単語がたくさん出てきました💦
協会がガイを脱落させようとして
文章よりも長い単語を出題しましたが
あんな単語…聞いたことないです。
FLOCCINAUCINIHILIPILIFICATION…
意味わかりますか?
(『軽蔑』とか『無意味なこと』という意味で、ガイを非難する単語として登場しました)
なかなかお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。