シチリア人の夢

2003年のイタリア映画です🇮🇹

脚本・監督はシンガーソングライターでもあるフランコ・バッティアート。

監督初作品です。




1950年代のシチリア

エットレ(コラード・フォーチューナ)は幼少期からピアノの習い、その才能を開花させていた。

青年になった彼は、『イタリアで最も著名な人物の一人』になることを願い、ミュージシャンになるべくミラノへと向かう。

その地で様々な人との出会いを通し、エットレは夢を実現しようとするが、ある時書いた原稿が評価され……。










監督の自伝的な映画だそうです。


シチリアの幼少期、青年期、そしてミラノで成功するまでの3部構成の作品です。


日常が淡々と描かれていて

決してドラマチックな感じでありませんが


全編で流れるイタリアンミュージックがご機嫌でした♪


ミュージカル映画ではないのですが

シチリアの海とロマンチックなイタリア語の旋律が見事にマッチしていて

とても素敵な作品だったと思います。



ストーリー自体は年次を追って経過するだけで


時に唐突だったり


時に『こいつは誰だ?』なんて人が出てきて人物相関がわからなくなったりはしましたが


登場人物の台詞が深くて哲学的でした。


まずまずお薦めの作品です。

お時間があればどうぞ。