続 飢える魂

1956年の日本映画です🇯🇵

前のブログで紹介した『飢える魂』の続編です。

監督は川島雄三




令子(南田洋子)は10年前、23歳も年上の芝直吉(小杉勇)のもとに嫁いたが、彼女の結婚生活は屈辱と忍従の生活そのものでしかなかった。

そんな妻の座に半ば諦めの気持ちでいた令子の心を揺さぶったのは、芝の商敵で関西の少壮実業家・立花烈(三橋達也)だった。
一方小河内まゆみ(轟夕起子)は年頃の子供を持つ美貌の未亡人。
そんな彼女の前に現われたのは亡夫の友で数年間寝たままの病妻を抱えた下妻(大坂志郎)だった。
ある日まゆみは下妻の激しい要求と彼女自身の欲求に耐えかね、遂に愛を受け入れた。
〈ここまでが前作〉
一方、直吉夫妻は商用で賢島にいたが、昔馴染みの芸妓珠奴(志摩桂子)を宴会に呼んだ直吉は外泊をする。
あまりにもみじめな自分に耐えられなかった令子は立花の部屋をノックした。
魂の飢えに悩む令子もまゆみも愛情に満たされ、悲しみの彷徨も終りを告げる筈だったのだが……。








映画の冒頭は前作のおさらいみたいな感じでダイジェスト映像が流れます。

令子とまゆみのその後が描かれるのですが
観ていてだんだん飽きてきました💦

結局これって単なる不倫のお話じゃん!

などと思いながらダラダラ観ていましたが

ラスト…特に令子の結末はかなり衝撃的でした!

結果…やっぱり面白かったです。


前作の冒頭に登場した子宮筋腫のオペを受けたばかりの味岡夫人を覚えていらっしゃいますか?


この方の夫というのがフランス文学の大学教授なのですが
演じている俳優さん…わかりますか?


金子信雄さんです。
私の中ではヤクザ映画の親分の印象が強い俳優さんですが
本作ではインテリ役でした。
喋り方はヤクザ映画と同じでしたが💦

昔の大学って
講義中に先生も学生も喫煙していてビックリでした😵


味岡夫人のオペシーンが前作同様続編でも登場しました。


このシーンの後、令子とまゆみがお見舞いに来て顔合わせをするのですが

味岡夫人がナースコールをして看護師に
『友人がお見舞いにいらしたので早くお茶を用意して持ってきて!』
と言うシーンがありました。

え?
昔の看護師って見舞客にお茶出しするのもお仕事だったの?

そういう時代だったのでしょうか?
ちょっと驚いてしまいました💦


2作合わせて3時間の大作でした。
お時間があればどうぞ。