香港製造 メイド・イン・ホンコン
1997年の香港映画です🇭🇰
脚本・監督はフルーツ・チャン。
1997年、中国への返還が迫る香港で、借金取りの兄を手伝うチャウ(サム・リー)は、ベリーショートが似合う少女ペン(ネイキー・イム)と出会う。
ある日、チャウの弟分のロン(ウェンバース・リー)は女子学生サン(エミィ・タン)の飛び降り自殺に遭遇し、2通の遺書を拾う。
チャウはペンと再会した病院でその遺書を手にすると、その晩からサンの夢を見始め……。
中国返還に揺らぐ香港を舞台に
社会の底辺で生きる主人公の姿をスタイリッシュに描いた青春映画です。
ファッションや街並みがどことなく昭和の日本を彷彿させました。
雰囲気は『傷だらけの天使』っぽい感じ…かな?
チンピラのチャウ、知的障害のロン、病弱なペン…この3人が織りなす青春群像はドラマ『未成年』っぽかったです。
とにかくノスタルジックな気持ちにさせてくれる良い作品でホント面白かったです。
救いようがない悲惨なお話で
流血シーンも多く
いわゆる『ヤクザ映画』にカテゴライズされる作品でしたが
とても切ないラブストーリーでもありました。
会話は広東語特有の緩い感じのアクセントだったせいか
前半はテンポの良さに欠け
ちょっとだけ退屈しましたが
後半は事態がどんどん展開していき
スピード感があって
見応えもありました。
これはなかなかの名作ですね。
腎臓病の女の子ペン…
ベリーショートというより
昭和のおっさんみたいな髪型でした💦
お顔はとても可愛かったです。
チャウくんはなかなかのイケメンでしたね。
彼はその後窪塚洋介さん主演の『ピンポン』にも出演されているようです。
本作での演技力…半端なく良かったです。
かなりお薦めの作品です。
是非‼️