聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア

2017年のイギリス=アイルランド合作映画です🎬

2017年カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した作品です。

監督はヨルゴス・ランティモス




心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)は、美しい眼科医の妻アナ(ニコール・キッドマン)と二人の子供キム(ラフィー・キャシディ)とボブ(サニー・スリッチ)と一緒に郊外の豪邸に住んでいた。

しかしある少年マーティン(バリー・コーガン)を家に招いたことをきっかけに、子供たちが突然歩けなくなり目から赤い血を流すなど、異変が起こり始める。

ティーブンは、究極の選択を強いられることになり……。










妻子とともに幸せに暮らす外科医が

ある少年との出会いを機に思わぬ事態に追い込められるサイコホラー映画です。


巧みなカメラワークと陰鬱なストーリー展開がいつまでも後を引く感じです。


ラストまで派手な展開はなく

余計なBGMもなく

ひたすら不気味です。


マーティン(スティーブンが医療ミスで死なせてしまった患者の息子)が終始無表情で気持ち悪かったです。

この俳優さん…かなりの名演技でした。





本作はギリシャ神話の『イーピゲネイア』が下敷きとなったお話です。

なので前知識がないと???かもしれませんね。


冒頭に心臓手術の映像が流れますが

医学的な要素は全くありません。

そういうのを期待して観たら多分面白くないです。

ま、オカルト的な作品に近かったかな?




まずまずお薦めの作品です。

お時間があればどうぞ。