愛しき日々よ

1984年の日本映画です🇯🇵

重兼芳子先生の『やまあいの煙』が原作です。

監督は保坂延彦




瀬川敏夫(門田頼命)は朝、いつものように海辺にある家を出て、仕事場に向かった。

彼は岡山県前島の火葬場の職員である。
中学を卒業すると父親からすぐこの仕事を受け継ぎ、一生の仕事にしたいと考えていた。
毎日仕事場に出ると、まず丹念にかまの掃除・点検をする。
そして裸になって全身を塩で清め、仏様が来るのを待つのだ。
敏夫には恋人がいた。
小野正子(かたせ梨乃)といい、老人専門病院で働く明るい性格を持った女性だ。
彼は結婚も考えていたが、自分の仕事を正子に十分理解してもらえるかどうか自信がなく、なかなか切り出せないでいた……。









瀬戸内海の海辺の田舎町を舞台に
火葬場で働く一人の青年の姿を通して
生と死、母子相姦、高齢社会、精神疾患認知症が描かれた作品です。

かなり重いテーマがたくさん詰まっていました。

昔の作品なので画像は良くないのですが

かたせ梨乃さんや江波杏子さんのヌードが素敵に映し出されていました。



主役はあのもんた&ブラザーズの門田頼命さん…
子供の頃大好きでした。



元々滑舌が悪い印象がありましたが
台詞の半分くらいが何を言っているかわかりませんでした💦

でも雰囲気はとても良かったです。

恋人のかたせ梨乃さんは理学療法士さんの設定でしたが
同僚役で原田大二郎さんが出演されていました。
(↓リハビリを受けるおばあさん役に浦辺粂子さんも)


精神疾患の息子を抱えるお母さん役に江波杏子さんも出演していて

ああ、Gメンだ!

って思ったのは私だけかも(笑)



最後に映画の打ち上げみたいなシーンが出てきましたが
これは人生の凝縮…という意味なんでしょうか?


最後の最後は
真っ白なスーツを着た門田頼命さんのとても象徴的なシーン…

この作品は初見だと真意が伝わらない作品だなって思いました。

お時間があればどうぞ。

※予告編が見つからなかったので

ちなみに…
西城秀樹さんの名曲『ギャランドゥ』はもんたさんが作詞作曲されました。
ご存知でしたか?