ハウス・ジャック・ビルト
2018年のデンマーク=フランス=ドイツ=スウェーデン合作映画です🎬
脚本・監督はラース・フォン・トリアー。
1970年代のワシントン州。
建築家志望の独身技師ジャック(マット・ディロン)が車で人けのない雪道を通り掛かると、女性(ユマ・サーマン)が車が故障したと助けを求めてくる。
ジャックは彼女を車に乗せ修理工場まで送るが、彼女は急に態度を変えて無神経で挑発的な発言を繰り返し、ジャックは彼女に怒りを募らせる……。
1970年代から80年代にかけての12年間にわたって
米国ワシントン州で暗躍したシリアルキラーのジャックを描いたホラー映画です。
第71回カンヌ国際映画祭でプレミア上映されましたが
途中退出者が続出したそうです。
『ヴァージ』という謎の老人との対話形式で
5つの猟奇殺人のエピソードが回想されていきます。
この老人…ブルーノ・ガンツが演じているのですが
最初は逮捕された後に精神鑑定を行なう精神科医かと思っていました。
しかしストーリーが進むにつれ
ジャックに内在するパーソナリティな一部であることが判明しました(多分)。
芸術や哲学と殺人を同列が語っており
そういう意味では何とも不愉快な作品でした。
殺人のシーンやジャックの強迫行為が妙にリアルで
思わず引き込まれそうになりましたが
私の中の倫理がそれを引き止めてくれました💦
おそらくすごい作品なんでしょうね。
共感は全くできませんでしたが。
テーマは何だろう?
人生観とか芸術論といった高尚な感じはしなかったし
快楽や楽観主義的な要素とも違っていて
私には今ひとつわかりませんでした。
ただ…
主演が大好きなマット・ディロンということで
まあ合格としましょう。
老けましたね。
80年代にイケイケだったマットの面影…
ちょっとあるかな?
本編が長かったですね。
途中で寝そうになりました。
お時間があればどうぞ。