暗黒への転落

1949年のアメリカ映画です🇺🇸

アフリカ系アメリカ人作家ウィラード・モトリーが発表した同名小説が原作です。

主演のハンフリー・ボガートが自らのプロダクションで製作した作品です。

監督はニコラス・レイ





スラム街出身のニック(ジョン・デレク)が警官殺害の容疑で逮捕された。
モートン弁護士(ハンフリー・ボガート)は彼の無実を信じ、証言を集め裁判に臨む。
ニックに更生して欲しい一心から、社会の悪とその罠について熱弁を振るモートンだったが、ニックには前科があることがわかり、裁判は最終弁論へ……。










シカゴのスラム出身の不良少年が警官殺しの嫌疑をかけられ
彼の無罪を信じた弁護士が奮闘する様を描いた法廷劇です。

ニューシネマ期の社会派映画を先取りするような陰鬱な作品でした。

ニックの過去の回想シーンと現在の裁判シーンが交互に映し出されるという手法でストーリーが進行します。

観ている者を陪審員の気持ちにさせ
撹乱させる方法ですが
結末は簡単に読めてしまいました。

いわゆる『少年犯罪』を扱ったお話ですが

犯罪者を作るのは環境なのか?それとも生来の気質なのか?

というテーマが含有されていて

令和の現代においてもとても興味深い作品でした。

ニックを演じたジョン・デレク
かなりのイケメンでしたね。
作中では『プリティ・ボーイ』と呼ばれていましたが。



ハンフリー・ボガートはやっぱりカッコいい!
弁護士役が板に付いていました。



かなりお薦めの作品です。
是非‼️