愛して飲んで歌って

2014年のフランス映画です🇫🇷

フランスの名匠アラン・レネ監督の遺作です。





イギリス、ヨークシャー郊外。

ジョルジュ・ライリーはカリスマ的な魅力を持つ高校教師。
開業医をしているコリン(イポリット・ジラルド)とその妻カトリーヌ(サビーヌ・アゼマ)。
コリンは生真面目な男で、カトリーヌが若いころにジョルジュの恋人だったことを知る由もない。リッチなビジネスマンであるジャック(ミシェル・ビュイエルモーズ)はジョルジュの10代のころからの大親友。
妻のタマラ(カロリーヌ・シオール)は良妻賢母で、夫の浮気も知らないふりをしている。
ジョルジュの元妻であるモニカ(サンドリーヌ・キベルラン)は、彼の八方美人ぶりに耐え切れず夫を捨て、農夫シメオン(アンドレ・デュソリエ)と新しい生活を始めていた。
始まりは、コリンがジョルジュの余命がいくばくもない事実を妻に明かしてしまったことだった。このニュースはおしゃべりなカトリーヌによって瞬く間にみんなの秘密となる。余命いくばくもないジョルジュに思い出を、と昔の仲間は一致団結するのだが……。









余命わずかな友人のために3組のカップルが一致団結するかと思いきや
その男と友達以上の関係にあった女たちや
それに振り回される男たちが
絶妙な駆け引きを繰り広げるコメディ映画です。

書き割りのようなセットの中で展開され
面白味溢れる台詞の掛け合いが楽しい作品でした。
舞台劇のような感じでした。

ジョルジュは存在だけで実際には登場しません。
とんでもない奴でしたね。

死を前に3人の女性を手玉に取ろうとするのですが
途中からオチというか
誰がジョルジュに落とされるかわかってしまいました💦


ストーリーの中核は『不倫』なのですが
妙にサバサバしていて良かったです。
さすが!フランス映画です。

内容はとてもわかりやすくて
アラン・レネの遺作としては穏やかな最期の作品だったと思います。

まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。