ビューティフル・デイ
2017年のアメリカ=イギリス=フランス合作映画です🎬
原作はジョナサン・エイムズが2013年に発表した同名の短編小説です。
監督はリン・ラムジー。
元軍人のジョー(ホアキン・フェニックス)は、行方不明になった少女たちを捜した報酬で生計を立てる一方で、殺し屋の顔も持つ。
年老いた母(ジュディス・ロバーツ)と一緒に暮らしている彼に、政治家の娘ニーナ(エカテリーナ・サムソノフ)を見つけてほしいという依頼が舞い込む。
やがて発見した彼女は感情が失われていて、連れ出そうとした矢先にさらわれてしまう……。
失踪した少女の捜索で生計を立てる男が
ある依頼によって思わぬ事態に直面するスリラー映画です。
台詞が少なく
しかも単調なストーリー展開で
特に前半は退屈してしまいました。
この殺し屋さん…
幼少期に虐待されたり
戦争体験もあったりして
いわゆる『複雑性PTSD』に罹患しているという設定でしたが
今一つ心理状態が読めなくて
おそらく本作で一番描きたかった部分だったと思うのですが
終始もどかしかったです💦
ハンマーで相手を殺すという手法は
プロの殺し屋らしくなくて
老いた母親と会話している姿を見るにつけ
普通のおじさんにしか見えなかったです。
つまり
あまりカッコよくなかったです。
身体つきもブヨブヨだったし。
で、結局何が言いたかったの?
って感じでエンディングを迎えました。
多分邦題が悪かったのかもしれませんね。
『ビューティフル・デイ』という邦題は
ニーナがダイナーで呟いた台詞から取られたもので
原題の『You Were Never Really Here』の方が想像力を掻き立てられたんじゃないかな?
なんて思いました。
ニーナ役の女の子…可愛かったですね。
本作には
21世紀の『タクシードライバー』
というクレジットがついていましたが
全然違いました。
お時間があればどうぞ。