靴ひも

2018年のイスラエル映画です🇮🇱

監督はヤコブ・ゴールドヴァッサー。



発達障害があるガディ(ネヴォ・キムヒ)は母親の死によって、父親のルーベン(ドヴ・グリックマン)と約30年ぶりに暮らすことになる。

明るく人なつこい性格のガディだが、決められた生活習慣を頑なに守ろうとする一面も併せ持っていた。

長い間息子と疎遠だったルーベンはガディへの接し方が分からず最初は困り果てていたが、父子は少しずつ打ち解けていく……。








約30年ぶりに一緒に暮らすことになった

家族を捨てた父と

発達障害のある(軽度知的障害もありそう)息子が

本当の親子関係を築くまでを

笑いと涙を交えて描いたヒューマンドラマです。


これは良作でしたね。


単に父子関係を描いた作品にとどまらず

臓器移植問題も取り上げられていて

ちょっとした医療ドラマにも仕上がっています。


さらに

障害者の成長物語の側面もしっかり描かれています。


イスラエルでは結婚して子供を持って一人前…といった考え方があり


登場人物は誰一人として一人前ではなく

障害があって恋人すら出来ない主人公、離婚した父、シングルマザーのソーシャルワーカー、黒人の恋人を友人に紹介できない青年、不妊治療をしている女性etc…


でも全員優しい人たちばかりで


ラストは衝撃的ではありましたが


涙が溢れて止まらなくなる作品でした。



これ…実話だそうです。


かなりお薦めの作品です。

是非‼️