サルトルとボーヴォワール 哲学と愛

2006年のフランスのテレビ映画です🇫🇷
20世紀を代表する哲学者ジャン=ポール・サルトルと、彼の公私ともにパートナーだったシモーヌ・ド・ボーヴォワールの半生を描いた伝記映画です。
監督はイラン・デュラン=コーエン。

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1929年、ソルボンヌ大学で天才と噂されるジャン=ポール・サルトル(ロラン・ドイチェ)は、シモーヌ・ド・ボーヴォワール(アナ・ムグラリス)と出会い、その美しさと聡明さに一瞬にして心を奪われる。
初めは警戒していたボーヴォワールいつしか心を許し、二人は卒業後に共同生活を始めた。
しかしサルトルは、『作家には刺激が必要だ』と、互いに愛し合いながらも、他の関係も認め合う自由恋愛を提案する。
小市民的な結婚ではない《契約結婚》という説得に、女性にとって『結婚』か『独身』しか選択肢がない社会の伝統に疑問を抱いていたボーヴォワールは、それを受け容れることにするのだが……。

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邦題は『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』なのですが

私は

『ボーヴォワール 愛と苦悩』

という印象でした。

それだけボーヴォワール目線で描かれた作品だったと思いました。

いや〜
面白かったですね〜😃

哲学者のお話でしたがあまり哲学的でなく
ラブストーリー色が濃い作品に仕上がっていました。

サルトルがイケメン過ぎましたね💦

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笑顔が可愛いコミカルなおじさんでした(笑)
ま、人間臭くて良かったんだけど。

ボーヴォワール役のアナ・ムグラリスは目ヂカラが凄くて、しかも美しかったです。

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サルトルに振り回されて、ただただ言いなりになるしかなかった、ホントは弱い女でした。

ん?
それって
実際のボーヴォワールが一番嫌っていた

男に隷属する女

じゃない?

↑作者が意図したところか否かは不明ですが、悪意というか作為性を感じたのは私だけ?💦

エンディング…

ボーヴォワールの苦悩は1986年まで続いた

という文字が出てきただけだったのですが、何故だか涙が一筋溢れてしまいました。
1986年はボーヴォワールが亡くなった年。
死ぬまで…ってこと。

ボーヴォワールに感情移入してしまった?

全然難しいお話ではありません。
是非観てください。

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↑本物のサルトルとボーヴォワール


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↑2人がともに眠るお墓。