私は確信する
2018年のフランス=ベルギー合作映画です🎬
監督はアントワーヌ・ランボー。
3人の子供たちを残して行方不明になった妻スザンヌ・ヴィギエの殺害容疑で、夫である大学教授のジャック(ローラン・リュカ)が起訴される。
彼の無実を信じるシングルマザーのノラ(マリナ・フォイス)は、腕利きの弁護士デュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)に弁護を直訴し、自らアシスタントとなって事件の調査を開始。
刑事、ベビーシッター、スザンヌの愛人らの証言はそれぞれに食い違い、やがて新たな疑惑と真実が浮かび上がる……。
2000年にフランスで実際に起こった未解決事件『スザンヌ・ヴィギエ事件』をモチーフにした裁判サスペンスです。
弁護のアシスタントをしたノラはフィクションらしいです。
250時間にも及ぶ通話記録を解析してモレッティ弁護士に渡す作業をしたノラ…
最初はエネルギッシュですごいオバサンだなぁ
なんて感心していましたが
仕事そっちのけだったり
一人息子を放置したり
(火事を起こしても駆けつけようともしない)
ジャックの無罪を勝ち取るという裁判の主旨から逸れて犯人探しをしたり…
だんだん痛いオバサンに見えてきたのは私だけじゃなかったと思います。
後半はかなりイライラしてしまいました。
一審で推定無罪を勝ち取ったジャックは
その後控訴され
その間社会的名誉を毀損されてうつ病まで発症し
本当にお気の毒でした。
実際の風貌は知りませんが
大学教授でなかなかのイケメン。
それに比べて
奥さんの愛人だった男は
禿げたチンピラみたいな男。
奥さんはこんな男のどこに惹かれたんだろう…って考えると???でした。
ま、夫婦のことは夫婦にしかわからないので
これ以上の言及はやめておきましょう。
本作自体はかなり重厚な法廷劇で
見応えがありました。
まずまずお薦めです。