2017年の日本映画です🇯🇵

原作は三浦しをんの同名小説です。

脚本・監督は大森立嗣。 




東京の離島・美浜島で暮らす中学生の信之はある夜、男に襲われた恋人の美花を救うため殺人を犯してしまう。

そして島を大災害が襲い、信之、美花、幼なじみの輔と数人の大人だけが生き残る。

25年後、島を出て妻子と生活している信之(井浦新)と、過去を捨て芸能界で成功を収めた美花(長谷川京子)の前に輔(瑛太)が現われ……。










津波で生き残った3人の男女が25年後に再開し

逃れることのできない運命に翻弄される様を描いたサスペンス映画です。


良い意味でも悪い意味でも不愉快な作品でしたね。


殺人や幼女虐待は不愉快の極みでしたが


出演者のボソボソ喋り

うるさい子役

謎の爆音な効果音


いずれも不愉快でした。


長谷川京子の役柄も最悪でした。

長谷川京子さん、久々に拝見しましたが

お顔が随分変わったような💦




ただ、ストーリー自体は不愉快ながらも面白かったです。


井浦新さんの不気味さと瑛太さんのイカれ具合は

さすがの演技でした。




井浦新さんの奥さん役の橋本マナミさんも良かったですね。


ちょっとくたびれた感じの

どこにでもいるような団地の主婦感がすごく出ていました。



ヌードがとても中途半端でしたが💦


後味はとても悪い作品ですので

心が元気な時に観た方が良いと思います。


お時間があればどうぞ。



キャタピラー

2010年の日本映画です🇯🇵

監督は若松孝二




勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫・久蔵(大西信満)。

しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵は顔面が焼けただれ、四肢を失った姿だった。

多くの勲章を胸に『生ける軍神』と祭り上げられる久蔵。

シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていくが……。










太平洋戦争の最中に四肢を失って帰還した傷病兵とその妻の姿を描いた反戦ドラマです。


戦争の愚かさと悲惨さが中心テーマなのですが

人間の罪と罰といったメッセージも込められていて

重苦しくて救いようのない作品だったと思います。




江戸川乱歩先生の『芋虫』が原案とのことですが

なんか全然違っていましたね。


それにしても寺島しのぶさんは本当にスゴイ女優さんです。


喜怒哀楽の混乱とか予測不能な感情表出・・・

こんな演技ができる役者さんってなかなかいません。

演技にどんどん引き込まれていきました。




久蔵役の役者さんも素晴らしかったですね。

唸り声だけで台詞はありませんでしたが

心情表現がとても上手かったです。



『軍神様』とか言って崇められていましたが

とんでもない男でした。


重い作品でしたが

個人的には面白かったです。


エンディングで流れた元ちとせさんの歌は余計でしたが。

もっと余韻を残した終わり方だったら良かったと思いました。


まずまずお薦めの作品です。

お時間があればどうぞ。



イテウォン殺人事件

2009年の韓国映画です🇰🇷

監督はホン・ギソン。




1997年4月3日。

梨泰院 (イテウォン)のハンバーガーショップのトイレで男子学生が刺殺される。

やがて米軍は韓国系アメリカ人青年ピアソン(チャン・グンソク)を逮捕し韓国当局に引き渡す。

しかし事件を担当する検事は、遺体の傷からピアソンに同行していた別の青年アレックス(シン・スンファン)による犯行と見て彼を起訴するのだが……。










1997年に実際に起きたイテウォン殺人事件を基に描いた法廷サスペンスです。

なんかモヤモヤするお話でしたね。

ピアソンとアレックス…
どっちがナイフで刺したのか?
お互いがお互いを実行犯だと言ってましたが
個人的にはどちらも限りなくクロだと思いました。

ネタバレになりますが
結局犯人がわからないままエンディングを迎えます。

しかし本作がきっかけでこの事件の再捜査が始まったそうです。

事件から19年経過して
2016年にアーサー・パターソン(映画の中ではチャン・グンソク演じるピアソン)が真犯人として逮捕され
当時少年だったからという理由で韓国の法廷最高刑である懲役20年の判決が言い渡されました。

こちらが実際のパターソンです。


遺族からすれば居た堪れないお話ですよね。

本作でも韓国の警察や司法のお粗末さや賄賂社会についてが描かれています。

ピアソンを演じたチャン・グンソク
怪演でした。
サイコパスっぽい感じが最高に良かったです。
台詞はほぼ全編英語でしたが
彼はニュージーランドに留学歴があり
なのでとても流暢でした。



韓国映画なので血しぶきとかグロはありますが
法廷ものとしてはまずまず面白かったと思います。

お時間があればどうぞ。


フローレス トラウマを抱えた女

2019年のカナダのテレビ映画です🇨🇦

監督はスチュアート・エイチャー。






医療助手のリリー(サラ・フィッシャー)はストーカー(ステファン・ガノー・モンテン)に恋人を殺され、顔と心に深い傷を負わされてしまう。

リリーは傷の治療をしてもらった病院でたまたま欠員が出たのを縁にそこで働き始めるが、ストーカーの幻影に悩まされ、周囲では不可解な出来事が起こり始める……。












ストーカーの幻影に悩まされる女性の周辺で殺人や殺人未遂事件が次々と起こり
PTSDの治療で向精神薬を服用している彼女に疑いの目が向けられるようになる…
というサイコスリラー映画です。

冒頭からB級映画臭漂う作品でしたが
意外と面白かったです。

いろいろと伏線が張られていて
終盤に回収され
ああ、やっぱりね!
と思っていたら
どんでん返しが起き

これで事件解決かと思いきや
最後にもう一つどんでん返しがあって
予想を裏切られた形でエンディングを迎えました。

個人的には最後のどんでん返しは要らなかったかな?

主人公のリリーは精神科のセラピーを受け
服薬もしていましたが
医師の見立てはPTSDというより
解離性同一性障害』でした。

え?
普通に違うでしょ?
統合失調症だよな?

って思いながら観ていましたが

結果はどちらの疾患でもありませんでした。

(これ以上はネタバレになるので本編をご覧になってください)



ただ、このリリーって女性…
普通にビッチでしたね。
病気やトラウマとか関係なく。
苦手なタイプの女性でした。




まずまずお薦めです。
90分弱の短い作品ですので是非‼️

(予告編がなかったのでフルムービーを貼りつけておきます)

恐怖の廊下

2010年のスウェーデン映画です🇸🇪

監督はヨハン・ルントボルグ&ヨハン・ストロム。




ノルウェーからスウェーデンに留学している医学生のフランク(エイミル・ヨンセン)。

彼は家具運搬の手伝いを頼まれたことから、アパートの新住人ロッテ(イルヴァ・ガロン)と知り合う。

図々しいまでに頼み事が多く、恋人ミッケ(ピーター・ストーメア)との情事が漏れ聞こえて睡眠を妨害する彼女のことをフランクは疎ましく思っていた。

しかしロッテがフランクの部屋に一晩泊まったことから彼はミッチに脅されるようになり、扉の向こうの“廊下”の様子が気になって仕方がなくなってしまう……。










内向的な医学生が階上に住む女性と親しくなったことでその彼氏に脅され
殺されるのではないかとの恐怖に慄く心理スリラー映画です。

フランクのほぼ一人芝居のような作品です。

ロッテの彼氏はDV男で
かなりヤバそうな人ではありましたが
フランクの空回りというか被害妄想というか
1人で大騒ぎして

いやー
完全にアホでした。



で、ロッテという女性もなかなかの迷惑女で
大して美人でもないのに
彼氏、元彼、新しい男(フランク)と渡り歩くあたり、かなりのビッチづした。



最後は衝撃的な結末でした。
ま、何となく予想はしていましたが。

やっぱりフランクはアホでした…という結末です。

80分弱の短い作品ですので
お時間があればどうぞ。

アマプラで観ましたが
字幕の翻訳がかなりひどかったです。
スウェーデン語はよくわかりませんが
大学の講義を『会議』と訳していたり
滅裂なところがいくつかありました。


おとなの恋は、まわり道

2018年のアメリカ映画です🇺🇸

監督はヴィクター・レヴィン。




縁を切った家族の結婚式に向かうフランク(キアヌ・リーブス)と、結婚直前に自分を捨てた元婚約者の結婚式に出席するリンジー(ウィノナ・ライダー)は空港で出会い口論になるが、やがて同じ結婚式に出席することがわかる。

現地でもホテルや式場で隣同士だった二人は、うんざりしながらも接しているうちに、互いの共通点に気付く……。










カリフォルニア南部のサンルイスオビスポを舞台に

結婚式に招かれた中年男女の会話劇です。


面白かったです。


多弁な2人の会話を追うのがちょっと大変でしたが

テンポが良くて

アイロニーが利いていて

まさにおとなのラブストーリーでした。



キアヌ・リーブスウィノナ・ライダー

何だか懐かしい組み合わせですね。


ウィノナ・ライダーはメンヘラ美少女のイメージが強い女優さんでしたが

いい感じのおばさんになっていました。


数々のヒット作に出演しながら

境界性パーソナリティ障害の治療歴をカミングアウトしたり

窃盗罪で逮捕されたりと

まあ波瀾万丈な人生ですが

素晴らしい女優さんだと個人的には思っています。




一方キアヌ・リーブスもいい感じのおじさんで

ワイルドさは薄くなりましたが

渋みが増してステキでした。


ストーリー自体は予定調和的なものではありましたが

それを凌ぐ2人のマシンガントークがホント面白かったです。


登場人物はたくさんいますが

彼ら以外のセリフ(音声)は全くありません。

ある意味実験的な作品でしたね。


さらに

高齢男性(フランクの父)とその愛人のおばあちゃんを『墓友』と呼んだり


リンジーの顔が美しいのは『アフロディーテ・ライン』があるから


などといった、ある種の言葉遊び的なセリフがいっぱい詰まっていて

それが本作のスパイスになっていたように思えました。



かなりお薦めの作品です。

是非‼️



情事の終わり

2012年のベルギー映画です🇧🇪

脚本・監督はトム・ヒーン。




3ヶ月間ノルウェーに旅行した後、アパートのあるブリュッセルに戻って来たリラ(マナ・デパー)
空港バスで知り合ったイラン人の中年男性ビラル(ネーダー・ファーマン)と交流した後、自分のアパートに戻り、恋人のベンヤミン(クルト・ファンデンドリッシェ)に身体を求める。
気持ちがすれ違っていることをお互い理解しつつ、さらに身体を求め合うふたり。
リラは関係の終わりを感じ、再び家を出て自転車で夜の街に飛び出すが……。

 







70分超の短い作品です。
結局何が言いたかったのか不明でした。

因果応報ということなのか?
何なのか?

監督が伝えたいメッセージみたいなものが残念のがら伝わってきませんでしたが

とはいえ
結構衝撃的な結末でした。


ジャケットの写真を見るとかなり官能的な雰囲気ですが
そんなに大した濡れ場はありませんでした。


『自分の時間が欲しかった』
『他の男性ともヤッてみたかった』

という自己中な理由で
3ヶ月もの間連絡もしないでノルウェーを旅行していた主人公のリラ…

そんなに美人でもないし
ガリガリで全く色気のない女性でしたが

彼氏が何でこんなのに執着するのかよくわからなかったし
ホントお気の毒でした。


冒頭の20分くらい
空港で知り合ったイラン人の男性と街をぶらつくのですが

これは伏線なのかな?

なんて思いながら観ていました。


全く関係なかったです。
(何の意味があったのか?)


いろいろ不可解な作品でしたが
お時間があればどうぞ。