ニンゲン合格

1998年の黒沢清監督作品です。


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 西島秀俊さんの出世作です(当時27歳)。


吉井豊(西島秀俊)は14歳で交通事故に遭い病院で10年間昏睡状態だったが、24歳になって目覚めた。ところが彼のもとに家族は誰もやって来ない。
10年という歳月は長かった。
その間に両親(菅田俊&りりィ)は離婚し、妹(麻生久美子)は親元を離れて恋人(哀川翔)と暮らし…
家族はバラバラになっていた。

家族のいない実家は釣堀に改造され、父の友人だという藤森(役所広司)という男が住んでいた。退院後の豊の面倒は藤森が見ることになった。
そんな状況に戸惑いながらも豊はかつて家にあったポニー牧場を再建しようとする…。

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家族とは?
人間の存在とは?

…がテーマの、ハートウォーミングなお話です。

錚々たる顔ぶれですね〜♪

西島秀俊さんの名演技が特に光りました。
身体は24歳なのに心は14歳のままのアンバランスを見事に演じていました。

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豊の台詞…

俺存在した?

が心に突き刺さります。

若干中だるみ感はありますが、あっけないラストが後を引きます。

そんな作品でした。

お時間があれば是非!