監督は澤井信一郎さん。
夏樹静子先生の小説『Wの悲劇』が原作というか…
小説が本作中に上演される舞台劇の原作という形になっていて、映画のストーリー自体はその舞台を演じる女優の成長と恋を描いたものとなっています。
20歳の劇団研究生三田静香(薬師丸ひろ子)は、ミュージカル『Wの悲劇』の準主役オーデションを受けるが、同期の菊地かおり(高木美保)が受かり、自身は端役で楽屋番とプロンプターを担当することに。
静香に一目惚れした元劇団員の森口昭夫(世良公則)は落ち込む彼女を優しく励ます。
しかし、公演中、看板女優の羽鳥翔(三田佳子)のパトロン・堂原(仲谷昇)がホテルで腹上死。
羽鳥は静香に、準主役の座と引き換えに自分の身代わりを申し出る。
薬師丸ひろ子って演技が大袈裟で、それがいちいち鼻に付くのであまり好きではありません。
(ファンの皆さん、ゴメンなさい)
けれどもそれ以外の出演者が素晴らしい方々ばかりで、思わず見入ってしまいました。
あの蜷川幸雄さんが舞台演出家というそのままの役で出演されており、感動しました☺️
世良公則さん…素敵でしたね。
これが20歳ぐらいだと、彼の優しさに気づかず、自分の夢を選んでしまうんですよね。
そしてアラフォーになって後悔する💦
ああ、あの時彼を選べば良かったと…
なんかしみじみ思いました(笑)
静香の初体験の相手…同じ劇団の先輩俳優・五代を三田村邦彦さんが演じていらっしゃいましたが
私には芸人の見た目が邦彦さんにしか見えなかった(笑)
そのうち裸になるのかしら?
などと…
思ったりはしませんでしたが💦
昔の渋谷や井の頭公園などが登場して
なんか懐かしかったです。
劇団の研究生たちがダンスのレッスンをするシーンがあるのですが
踊りもコスチュームもダサい💦
笑ってしまいました😅
娯楽映画としては充分に楽しめる作品だと思います。
ちょっぴり切なかったですが。
ラストで薬師丸ひろ子が歌う曲が流れるのですが
あ、この曲知ってる!
みんながよくカラオケで歌う歌だ!
この映画の主題歌だったんだ!
って今日気づきました。