命の代償

2010年のカナダ映画です🇨🇦

監督はデボラ・チョウ。



ヘンリー(ザック・ブラフ)は一方通行の道を逆走し、妊娠8ヶ月のナタリー(イザベル・ブレ)を轢き、パニックで置き去りにしてしまう。
新聞でナタリーが生きていることを知ったヘンリーはナタリーに会いに行くことに。
ヘンリーの犯した罪を知らぬままナタリーは、思いやりがありちょっとクレイジーなヘンリーを頼るようになり、二人は少しずつ惹かれていく。
失望、死、人生と向き合いながら彼らが知る命の代償とは……。









カナダに不法滞在するアメリカ人男性が妊婦を轢き逃げするのですが
その後罪の意識に苛まれ
自らが犯した罪を隠してその妊婦に近づき
傷ついた妊婦の支えになるというお話です。

2人はやがて恋愛関係になりそうだったのですが
やっぱり予想通りの結末となりました。

わかりやすいストーリー展開でしたね。

英語とフランス語が飛び交うお国の事情や
東洋人や移民の問題など
ちょっと社会派ドラマの様相も呈していて

『命の代償』なんて一言では語れない作品だったと思います。

派手な作品ではありませんでしたが
面白かったです。

私がナタリーの立場だったらヘンリーを許せるかな?と観終わった後も自問自答してしまいました。

もうすぐ生まれる予定だった我が子を殺されたら
普通は許せませんよね。

ヘンリーは罪を犯したという点では悪い人ですが
苦悩する姿は心を打たれました。
演じたのがザック・ブラフだったからかな?
こういう2枚目半な感じの男性…結構好きなタイプです。



妊婦のナタリー…
死産の後も処置できなくて赤ちゃんをしばらくお腹の中に入れていましたが
それって大丈夫なのかな?
って思いました。

医学生時代に産婦人科の勉強をしましたが
そういうケース…習った記憶がなくて
産婦人科医の友人に改めて聞いてみたら

(映画で言ってたように)大丈夫だよ!

とのことでした。

ただ、出血したりして母体に影響が出ることがあるので安静が必要とのこと。

ナタリーみたいにお酒を飲んだり
買い物や食べ歩きはホントはしない方がいいらしいです。
参考までに。


ナタリーを演じたイザベル・ブレという女優さん…
おばちゃん感が半端なかったなぁ💦


ヘンリーよりかなり年上という設定かと思いましたが
ザック・ブラフと同い年と知ってちょっとビックリ‼️
(劇中の年齢設定は不明でした)

まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。