よい子の殺人犯
2018年の台湾映画です🇹🇼
監督はジャン・ジンシェン。
日本のアニメ『ボビッター』に夢中のアーナン(ホアン・ハー)は、母親(ワン・リン)と認知症の祖父(ルー・フールー)と暮らしている。
彼は社会から『負け組』『ガチヲタ』というレッテルを貼られているが、実は人と争うことが嫌いで善良な心の持ち主だ。
ある日彼の平穏な生活に、突然博打で失敗した叔父(ワン・エニョン)が乗り込んで来て、一家は緊張感に見舞われる。
そんな中、アナンは『ボビッター』マニアの女の子イチゴ(ワン・チェンリン)に恋をする。
彼女との甘い夢が実現しようとした矢先、思いも寄らないことが起こりアナンは失意のどん底に。
そして、家庭ではとんでもないことが……。
心優しいが孤独なアニメオタクの青年が起こした事件を通して
現代の台湾社会の格差や貧困、介護やひきこもりといった問題を浮き彫りにした
社会派ミステリードラマです。
後味が悪いというか
とても悲しいお話でした。
ヤバい人ばかり登場します。
実家に乗り込んできた叔父さんとその恋人が一見すると悪者っぽいのですが
一番ヤバいのはこの女の子。
完全にサイコパスだと思ったのは私だけでしょうか?
この子はあかんよー!
とお母さん目線で思わず叫んでしまいました💦
で、オタクのアーナン君ですが
よくよく見るとイケメンで
途中から感情移入してしまいました。
彼もダメな子ではありましたが。
作中に日本のアニメが登場しますが
これは実際には架空のもので
どうやらポケモンのピカチュウをモチーフに制作されたとの噂もあるようです。
作中のオタク仲間に絶賛されていましたが
あまり可愛いとは思わなかったなぁ。
お時間があればどうぞ。