愛の化石
1970年の日本映画です🇯🇵
石原プロモーションが製作した作品です。
監督は岡本愛彦。
由紀は今やヨーロッパ帰りのテキスタイルデザイナーとして、繊維メーカー・ロンシャンに専属、各方面から注目を浴びていた存在。
日比野は由紀の背後にはローマにいるかつての恋人碧川とロンシャンの企画部長原田(田宮二郎)がいることを知った。
日比野は連日由紀を追いかけるが、ポーズをとる彼女が嫌だった。
ある日、由紀は碧川の帰国の報を聞き探し回るのだが居所すら不明ですっかり憔悴した。
さらに、ロンシャンがライバル社に対抗して外国人デザイナーを起用し、由紀は事実上クビとなった……。
劇場で公開されて以来46年間門外不出で
数年前に石原プロモーションの倉庫で見つかり
DVD化された作品です。
ストーリー自体はどうということのない普通のラブストーリーです。
昔の女性は一途だったんだなぁ…なんて思いながら観ました。
ただ、昭和感たっぷりで
石原プロモーションが手掛けただけあって
出演者も装飾もかなり豪華です。
浅丘ルリ子さんが美しすぎます。
スタイルもファッションも完璧でした。
キャラも個性的ですね。
テキスタイルデザイナーという設定も当時はかなり人間離れ(笑)したものだったのではないかと思いますが
なんであんなに威張っているんでしょうか?
沢由紀はかなりいけ好かない女性ではありました。
一方渚まゆみさん扮する雑誌編集者で日比野の恋人のジュン子…
良い人でしたね。そこそこ美人だし。
途中嫉妬に駆られるシーンもありますが
なんか最後は可哀想でした😭
そう言えば
♪街でベージュのコートを見かけると〜♪
でお馴染み!
高橋さんも田宮さんも既に物故者ですが
昔のスターはオーラがありましたね。
沢由紀のローマ時代の恋人・碧川という男性がストーリーのキーパーソンになっていましたが
設定だけで
碧川という人物は作中に登場しません。
それがミステリアスで良かったですね。
当時その上を行くような俳優さんはいなかったからでしょうか?
昔の映画を観ていていつも思うのが
携帯電話があれば簡単にうまくいくんだけどね。
ない時代はいろいろ苦労が絶えず
すれ違いも多いよね?
ってこと。
本作もそんなシーンが幾つかありました。
それと…
沢由紀が乗っていた黄色い車。
今観ると超ダサダサな感じがしましたが
当時は最新のスポーツカー…
日産のフェアレディZらしいです。
フェアレディZに乗ってるのって
ヤンキーとか暴走族しかいなかったような…💦
古い映画なのでツッコミどころは満載ですが
お時間があればどうぞ。