銀行を爆破せよ!
1964年のフランス映画です🇫🇷
監督はジャン・ジロー。
デッドリー・ブライド 殺人レシピ
2017年のアメリカ映画です🇺🇸
監督はフレッド・オーレン・レイ。
工具店を営む家族の長男チャーリー(キャメロン・ジェボ)が、パティシエのヘレナ(ブリタニー・アンダーウッド)と出会い電撃婚約。
マイ・マザー
2009年のカナダ映画です🇨🇦
脚本・監督はグザヴィエ・ドラン。
主演もしています。
母親と2人で暮らす少年が、彼女を愛しながらもその存在を拒否してしまう複雑な感情に悩まされながらも成長する姿を描いた作品です。
無名の青年が17歳で書いた自伝的短編『Le Matricide(母殺し)』が基になったお話です。
子離れできないヒステリックな母親と
反抗期のマザコン息子の心理がリアルに表現されていますが
まあどっちもどっちだな…って感じで苦笑してしまいました💦
19歳の監督が紡いだ作品としては完成度が高く
題材自体も面白かったですね。
お母さんが名演技でした。
ちょっと下品でうざったくて
カナダ版大阪のおばちゃん的な感じでした。
↑ファッションもなかなかの下品さで
ショッキングピンクに黒いリボンがついたこのお洋服…かなり不気味でした💦
主役のユベールくんが独白しながらストーリーが進んでいきますが
母子の会話劇としても面白かったです。
まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。
鉄道運転士の花束
2016年のセルビア映画です🇷🇸
監督はミロシュ・ラドヴィッチ。
鉄道運転士の家に生まれた60歳のイリヤ(ラザル・リストフスキー)は、在勤中に28人をひき殺した経験を持つ。
彼は偶然出会った少年シーマ(ペータル・コラッチ)を養子に迎え、19歳になったシーマはイリヤの仕事を継ぐ準備をしていた。
大事な息子を人殺しにしたくなかったイリヤはシーマを運転士にさせまいとするが、息子は養父の仕事に憧れていた……。
定年間近の鉄道運転士が同じ仕事に就いた息子を一人前の運転士に仕立て上げる姿を
ブラックユーモアを交えた描いたコメディドラマです。
お国柄が違えば…なんでしょうか?
人を轢いて一人前!
みたいな考え方のセルビアの鉄道運転士にはビックリしてしまいました。
不謹慎かもしれませんが
面白いお話でした。
前半はテンポ良くて
特に人身事故を起こした後のイリヤへのセラピーは思わず笑ってしまいました。
後半はシーマを一人前にするために奮闘する大人たちの様子が面白くて
最後のオチは何となくわかりましたが
ハッピーエンドで良かったです。
千羽づる
手島悠介先生の同名小説が原作です。
脚本・監督は神山征二郎。
幼くして被爆した少女が小学6年生で白血病を発症して亡くなるまでの短い生涯を描いた作品です。
『原爆の子の像』のモデルになった佐々木禎子さんのお話です。
こちらが実際の佐々木禎子さんです。
白血病は現代においても難病ですが
治療法も何もなかったこの時代…
家族も医師も無念だったと思います。
若い方に是非観ていただきたい作品だと思いました。
禎子さん役の子役…良い演技でした。
現在44歳ですがもう俳優はされていないのでしょうか?
どうも『男はつらいよ』のイメージが強くて
最初なかなかストーリーに入り込めませんでした。
倍賞千恵子さんの感情表出を抑えた繊細な演技…
素晴らしかったです。
戦後まもなくの時代で
難病に罹患しても本人に告知しないのが常の時代でしたが
禎子さんにも伝えてない余命を教室で皆に告知する担任の先生…
なんだかなー
って思いました。
休日に生徒たちを自宅に呼んだり
潮干狩りに連れて行ったり
さらには
修学旅行で騒ぐ女子生徒のお尻をつねったり…
今だったらかなり問題のある教諭ですが
これも古き良き時代ということなんでしょうか?
禎子さんを担当する看護師役で石野真子さんが出演されていました。
可愛かったです。
本作のエンディング曲は彼女が歌っています。
とても悲しい実話です。
お時間があればどうぞ。
メランコリック
2018年の日本映画です🇯🇵
監督は田中征爾。
スクールズ・アウト
2018年のフランス映画です🇫🇷
脚本・監督はセバスチャン・マルニエ。
名門中学校である日授業中に先生が飛び降り自殺を図るという事件が起こる。
後任にやって来た代用教師のピエール(ローラン・ラフィット)はあまりにも無関心すぎる生徒たちに違和感を抱き、彼らが密かに危険なことをしていると動向を調べ始める。
するとそこには信じ難い事実があった……。
名門中学のエリートコースを担当することになった教師が
優秀な生徒たちの計画に翻弄される様を描いた学園ホラー映画です。
『ホラー映画』の括りではありますが
社会風刺的な
いかにもフランス映画らしい不可解な作品でした。
賢すぎる6人の中学生たちがある企てをするのですが
単にイキった中学生にしか見えなくて
かなりムカつきましたね。
特にこの娘。
大人を馬鹿にするんじゃねーぞー
とイライラしながら観ていましたが
彼らの真意を追求すべく奔走するピエール先生は
本当に良い人でした。
絶望からようやく引き上げられた子供たちでしたが
ラストで全てが台無しになってしまう…
不条理の極みみたいなお話でした。
詳細は本編を観てください。
さらにゴキブリがたくさん出てきますので
閲覧注意の作品です。
冒頭の担任の飛び降り自殺は結局その理由がわからないままでしたね。
さらにイタズラ電話も意味不明でした。
お時間があれば観てください。