禁断のケミストリー

2014年のアメリカ=イギリス合作映画です🎬

監督はデヴィッド・ポザメンティア&ジェフ・ムーア。




妻カラ(ミシェル・モナハン)が家庭生活よりサイクリングにはまり、12歳の息子イーサン(ハリソン・ホルツァー)が学校の問題児で、自分を見下す義父ウォルター(ケン・ハワード)が所有する薬局で薬剤師をしているダグ(サム・ロックウェル)はストレスをためまくる。
偶然、薬を配達した豪邸で出会ったエリザベス(オリビア・ワイルド)にダグは魅了され、再会した彼女と意気投合し彼女と不倫をするように。
自分と彼女を元気づけようと手製ドラッグの調剤を始めるダグだが、エリザベスと町から去ろうと彼女の夫ジャック(レイ・リオッタ)を薬物で殺せないかと考えるようになり……。












家では肩身が狭い父親である薬剤師が

美女と不倫をし

自分で調合した麻薬を使っているうちに

人生に自信を取り戻していく様を描いたコメディ映画です。



主人公がやっていることはもちろん違法行為なのですが

どんどん暴走していく姿は観ていて面白かったです。





ま、予想通りの結末でしたが

一件落着して良かったよね?

っていうのが率直な感想で


そういう意味では可もなく不可もなし…の作品だったと思います。


前半はちょっとかったるいストーリー展開で

途中で観るのを諦めかけましたが


後半からテンポが良くなりました。


不倫や違法行為が出てきますが

登場人物に悪い人はいなかったです。


不倫相手役のオリビア・ワイルド…

お綺麗でしたが

痩せすぎでイマイチ色気がなかったかな?

バストがぺったんこでした💦




奥さん役のミシェル・モナハンの方が、綺麗だったかも。




全編ナレーションが入っていて

それがちょっとウザかったかも。


ちなみにナレーションをされていたのはかのジェーン・フォンダ

最後の方でカメオ出演しています。



お時間があればどうぞ。



Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

2007年のイギリス映画です🇬🇧

1998年公開の映画『ビーン』の続編です。

監督はスティーヴ・ベンデラック。






ミスター・ビーンローワン・アトキンソン)は、教会のくじ引きで、フランスでの1週間の休暇とビデオカメラが当たる。

そして彼は一路パリへと向かうが、乗り換えの駅とは全然違う場所にたどり着く。

どうにかしてカンヌ行きの列車に乗り込むものの、自分を撮影してもらっていた乗客(カレル・ローデン)をホームに残して列車が発車してしまい……。












フランスへバカンスに出かけたものの

次々とトラブルをばら撒いていくビーンの珍道中を描いたコメディ映画です。


カンヌ国際映画祭に乱入したり

女装をしたり

オペラの口パクで大道芸人を演じるなど


本作でもいろいろやらかしてくれています(笑)





前作から約10年経過しましたが

その面白さは全然変わっていませんね。


ローワン・アトキンソンが素晴らしい役者さんだってことは当然なのですが


今回は個性的な脇役に助けられた感じもあって


最高のロードムービーに仕上がっています。





ドラマシリーズの頃からビーンの大ファンの私は
本作も大満足でした。

絶対期待を裏切らないもの!

是非観てください。




結婚相談

1965年の日本映画です🇯🇵

原作は円地文子先生の同名小説です。

監督は中平康




同僚幹子(横山通乃)の結婚式に出席した鶴川島子(芦川いづみ)は、ふといつのまにか婚期を逸して三十歳となったわが身を顧みた。

母や姉弟の面倒を見て内気だった島子が、新聞広告でみつけた戸野辺力結婚相談所を訪ねたのは、焦りが心の片隅にあったからだ。

女所長力(沢村貞子)の勧めで二人の男性を紹介された島子は、話が思い通り進まぬまま力の紹介で果樹園を経営する初老の男日高(松下達夫)に会った。

父親のような慈愛に魅かれた島子は、その夜日高と夜を過した。

だが数日後、日高に妻子があることを聞かされた島子は力から無断外泊を叱責されながら愕然とした……。










婚期を逃した30歳のOLが結婚相談所に行き
何人かの男性とお見合いをするも断られてばかり。
しかしその結婚相談所は実は売春斡旋所で
主人公がその後転落していく…

というお話です。

とんでもないストーリーでした💦

最初は三十路の女性が結婚を焦る様を描いたコメディドラマかと思いきや

キャラの濃い人がいっぱい出てきて

売春やら詐欺やら

人は死ぬし
精神障害の青年が出てきたり

さらに近親相姦っぽいお話もあったりして

なんかスゴイ展開でした。


主演の芦川いづみさんがめちゃくちゃお綺麗でした。



芦川いづみさんの弟役に中尾彬さん…
この方はお若い頃ホントにイケメンでしたね。



すごーく昔の映画ですが
昔だからこそ何でもあり…みたいな感じで
見応えがありました。

お時間があればどうぞ。


メリッサ・マッカーシーinザ・ボス 世界で一番お金が好き!

2016年のアメリカ映画です🇺🇸

監督はベン・ファルコーン。




お金のためなら平気で人を裏切る凄腕の女性実業家ミシェル(メリッサ・マッカーシー)は、元恋人ルノーピーター・ディンクレイジ)にインサイダー取引を告発され逮捕されてしまう。

刑期を終えて出所したものの行くあてのない彼女は、シングルマザーの元秘書クレア(クリステン・ベル)が娘レイチェル(エラ・アンダーソン)と暮らす家に転がり込む。

新たなビジネスで再出発を図ろうとするミシェルだったが、昔の仕事仲間に相手にしてもらえず、次第に家に閉じこもるように。

そんなある日、ミシェルはクレアが作るブラウニーにビジネスチャンスを見出す……。










インサイダー取引で刑務所に入った女性実業家が

一文なしから奮起し

元秘書家族と一緒にブラウニーで儲けようとするコメディ映画です。


ストーリーはわかりやすくて

子役がたくさん登場しますが

下ネタ満載で

ちょっと子供向けではないですね💦


でも普通に面白かったです✌️


メリッサ・マッカーシー演じるおばちゃんがとてもパワフルで魅力的でした。


冷淡に見えるけど意外と情に脆い

行き当たりばったりに見えるけど意外と頭が良い

下品に見えるけど意外と女らしい…


そんなミシェル…ステキなおばちゃんでした。


どすこい体型ですが、元恋人ルノーとのチャンバラシーンでは軽い身のこなしで魅せてくれました。




どすこい体型と言えば

あのキャシー・ベイツカメオ出演していました。




あまり深く考えないで観ることができる作品です。

100分弱の短い映画なので是非‼️



2017年の日本映画です🇯🇵

原作は三浦しをんの同名小説です。

脚本・監督は大森立嗣。 




東京の離島・美浜島で暮らす中学生の信之はある夜、男に襲われた恋人の美花を救うため殺人を犯してしまう。

そして島を大災害が襲い、信之、美花、幼なじみの輔と数人の大人だけが生き残る。

25年後、島を出て妻子と生活している信之(井浦新)と、過去を捨て芸能界で成功を収めた美花(長谷川京子)の前に輔(瑛太)が現われ……。










津波で生き残った3人の男女が25年後に再開し

逃れることのできない運命に翻弄される様を描いたサスペンス映画です。


良い意味でも悪い意味でも不愉快な作品でしたね。


殺人や幼女虐待は不愉快の極みでしたが


出演者のボソボソ喋り

うるさい子役

謎の爆音な効果音


いずれも不愉快でした。


長谷川京子の役柄も最悪でした。

長谷川京子さん、久々に拝見しましたが

お顔が随分変わったような💦




ただ、ストーリー自体は不愉快ながらも面白かったです。


井浦新さんの不気味さと瑛太さんのイカれ具合は

さすがの演技でした。




井浦新さんの奥さん役の橋本マナミさんも良かったですね。


ちょっとくたびれた感じの

どこにでもいるような団地の主婦感がすごく出ていました。



ヌードがとても中途半端でしたが💦


後味はとても悪い作品ですので

心が元気な時に観た方が良いと思います。


お時間があればどうぞ。



キャタピラー

2010年の日本映画です🇯🇵

監督は若松孝二




勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫・久蔵(大西信満)。

しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵は顔面が焼けただれ、四肢を失った姿だった。

多くの勲章を胸に『生ける軍神』と祭り上げられる久蔵。

シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていくが……。










太平洋戦争の最中に四肢を失って帰還した傷病兵とその妻の姿を描いた反戦ドラマです。


戦争の愚かさと悲惨さが中心テーマなのですが

人間の罪と罰といったメッセージも込められていて

重苦しくて救いようのない作品だったと思います。




江戸川乱歩先生の『芋虫』が原案とのことですが

なんか全然違っていましたね。


それにしても寺島しのぶさんは本当にスゴイ女優さんです。


喜怒哀楽の混乱とか予測不能な感情表出・・・

こんな演技ができる役者さんってなかなかいません。

演技にどんどん引き込まれていきました。




久蔵役の役者さんも素晴らしかったですね。

唸り声だけで台詞はありませんでしたが

心情表現がとても上手かったです。



『軍神様』とか言って崇められていましたが

とんでもない男でした。


重い作品でしたが

個人的には面白かったです。


エンディングで流れた元ちとせさんの歌は余計でしたが。

もっと余韻を残した終わり方だったら良かったと思いました。


まずまずお薦めの作品です。

お時間があればどうぞ。



イテウォン殺人事件

2009年の韓国映画です🇰🇷

監督はホン・ギソン。




1997年4月3日。

梨泰院 (イテウォン)のハンバーガーショップのトイレで男子学生が刺殺される。

やがて米軍は韓国系アメリカ人青年ピアソン(チャン・グンソク)を逮捕し韓国当局に引き渡す。

しかし事件を担当する検事は、遺体の傷からピアソンに同行していた別の青年アレックス(シン・スンファン)による犯行と見て彼を起訴するのだが……。










1997年に実際に起きたイテウォン殺人事件を基に描いた法廷サスペンスです。

なんかモヤモヤするお話でしたね。

ピアソンとアレックス…
どっちがナイフで刺したのか?
お互いがお互いを実行犯だと言ってましたが
個人的にはどちらも限りなくクロだと思いました。

ネタバレになりますが
結局犯人がわからないままエンディングを迎えます。

しかし本作がきっかけでこの事件の再捜査が始まったそうです。

事件から19年経過して
2016年にアーサー・パターソン(映画の中ではチャン・グンソク演じるピアソン)が真犯人として逮捕され
当時少年だったからという理由で韓国の法廷最高刑である懲役20年の判決が言い渡されました。

こちらが実際のパターソンです。


遺族からすれば居た堪れないお話ですよね。

本作でも韓国の警察や司法のお粗末さや賄賂社会についてが描かれています。

ピアソンを演じたチャン・グンソク
怪演でした。
サイコパスっぽい感じが最高に良かったです。
台詞はほぼ全編英語でしたが
彼はニュージーランドに留学歴があり
なのでとても流暢でした。



韓国映画なので血しぶきとかグロはありますが
法廷ものとしてはまずまず面白かったと思います。

お時間があればどうぞ。