サラブレッド

2017年のアメリカ映画です🇺🇸

脚本・監督はコリー・フィンリー。



幼なじみのアマンダ(オリヴィア・クック)とリリー(アニャ・テイラー=ジョイ)は久々に再会する。
個性が強すぎて周囲から孤立しているアマンダと、名門校に通い上流階級の暮らしを送るリリーだったが、リリーが抑圧的な継父を嫌っていることがわかり親しくなっていく。
やがて二人はドラッグの売人ティム(アントン・イェルチン)にリリーの継父の殺害を依頼する……。








主演の女の子2人がとても可愛かったです。

しかし!

女の子2人が連むと大体良からぬことが起きる…という法則通り
サイコスリラー仕立てのストーリーが展開していきます。

結末は予想通りでした。
ひょっとしてエンディングで裏切られるかも…
なんて思いつつ観ていましたが
そのようなことめなく
後味の悪い終わり方でした。

アマンダはおそらく自閉スペクトラム症と思われます。
作中では境界性パーソナリティ障害統合失調症等いろいろな診断を付けられたと語っていますが。


感情はないけれど(人の感情はほどほど読める子でしたが)なかなか
頭の良い子でした。


リリーは一見メンタル弱そうなお嬢様でしたが
間違いなくサイコパスでしょうね。



リリーが憎悪を抱く義父…
私はそんなに悪い人には見えなかったなぁ。
リリーの被害妄想にしか見えなかった💦
あるいはママを取られた嫉妬みたいな感じ…かな?



女の子2人から義父の殺害を依頼されるティム(ヤクの売人で性犯罪者)がイイ感じの脇役を演じていました。


この俳優さん…
本作が公開される前に不慮の事故で亡くなり
これが遺作となりました。
エンドクレジットに追悼文が掲載されていました。



精神分析学的にはとても面白い作品です。
お時間があれば観てください。