ヴィジット

2015年のアメリカ映画です🇺🇸

脚本・監督はM・ナイト・シャマラン




休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母(ピーター・マグロビー、ディアナ・デュナガン)の家を訪れた姉弟ベッカ(オリビア・デヨング)とタイラー(エド・オクセンボールド)は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。
楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。
しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい……。









初めて会う祖父母の元を2人で訪れた姉弟が体験した恐怖の一週間を描いたスリラー映画です。

この滞在をドキュメンタリー映画にする意気込んでいる姉ベッカのカメラを通してストーリーが進みます。

いわゆる『POV方式』の作品ですが
映像が手ぶれして
はっきり言って苦手なタイプの映画です。
観ていて酔いそうになります💦

本作は単なるスリラー映画ではなく

両親と絶縁し
夫にも捨てられ
新しい恋人ともイマイチうまくいっていない母親を救済しようとする優しい姉弟の物語でもありますが

心理描写が中途半端で
家族問題の設定は要らなかったかもしれないと思いました。

さらに要らなかったのは弟くんのラップ…
観ていてだんだんウザくなりました。

最初は認知症夫婦(祖父母)のクレイジーなお話かと思いましたが
その後とんでもないオチが待っています。
伏線がいろいろあって
何となくオチは読めましたが。



心霊とか超常現象といった要素を出さず
精神障害がモチーフで描かれていますが

う〜ん
これは宜しくないでしょ?
一歩間違えれば精神障害者に対する差別や偏見を生んでしまうのでは?

なんてヒヤヒヤしながらエンディングを迎えました。


ちなみに弟くん…
強迫性障害という設定でしたが
リアルな演技が素晴らしかったです。



おばあさん…
普通に怖かったです。
この女優さんも素晴らしかった!



まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。