母なる証明

2009年の韓国映画です🇰🇷

監督はポン・ジュノ



早くに夫を亡くして以来、知的障害がある一人息子のトジュン(ウォンビン)と静かに暮らすヘジャ(キム・ヘジャ)。
そんなある日、街で殺人事件が起こり、もの静かなトジュンが第一容疑者に。
事件の解決を急ぐ警察がトジュンを犯人と決めつけ、無能な弁護人も頼りにならない中、ヘジャは真犯人を捜し出し、息子の無実を証明しようとする……。









凄惨な女子高生殺人事件を皮切りに
事件の容疑者となった息子と
息子の無実を信じて真犯人を追う母の姿を描いたサスペンス映画です。

いろいろな意味で凄い映画でした。

『国民のお母さん』と韓国では呼ばれているキム・ヘジャエンジン演じるお母さん…
かなりcrazyな人でした。

息子が可愛すぎると
母親なんて多かれ少なかれcrazyにならざるを得ないものなのでしょうが
このお母さんは理解不能でした。



映画のオープニングでお母さんが踊り狂っているシーンが登場しますが
あれが本作の全てを物語っているような気がしました。



ウォンビン演じる息子のトジュン…
名演技でしたね。



いろいろなレビューを見ると
『トジュンは知的障害じゃないのでは?』
『知的障害のフリをしているだけでホントは高IQなのでは?』

というのを幾つかありましたが

知的障害ではなく発達障害(IQはそんなに低くない、おそらくアスペルガー症)だと私は思いました。

で、真犯人については
ネタバレになるので詳細は述べませんが

犯人探しをしていく中で
殺された女子高生の自称恋人という男の子が登場します。



ジョンパルというダウン症の男の子…
日本人という設定らしいです。

日本語字幕には『ジョンパル』と人名みたいに表記されていましたが

英語字幕では『crazy JP』(イカれたジャップ)となっていたようです。

やっぱりネタバレになってしまいますが
このジョンパルという子が真犯人として最後に逮捕されます。
(真犯人は別にいます)

日本人は悪人…ということが言いたかったのでしょうか?

いやいや
この作品…
とんでもない反日映画です😠
ま、いいけど。
ストーリーは途中までまあまあ面白かったので。

後味の悪い結末の作品でした。
こんな結末でいいの?
っていう感じでした。

お時間があればどうぞ。