怒り
2016年の日本映画です🇯🇵
原作は吉田修一先生の同名小説です。
監督は李相日。
八王子で起きた凄惨な殺人事件の現場には『怒』の血文字が残され、事件から1年が経過しても未解決のままだった。
洋平は娘の幸せを願うも前歴不詳の田代の素性に不安を抱いていた折り、ニュースで報じられる八王子の殺人事件の続報に目が留まり……。
未解決殺人事件から1年後の千葉、東京、沖縄を舞台に、3つのストーリーが並行して展開する群像劇です。
それぞれに前歴不詳の男性が登場し
彼らに関わる人達が様々な疑念を抱き
誰が犯人でしょうか？
と謎解きさせるお話です。
犯人…途中でわかっちゃいましたけどね。
一番ヤバい奴が犯人…というありきたりな結末でした💦
しかし長い作品でした。
面白くなかった訳ではないのですが
何度か観るのを挫折しそうでした。
中身詰め込み過ぎ！
がおそらく原因かと思われます。
障害者や家族の問題、同性愛や沖縄の基地問題…
言いたいことはわかるのですが
何だかお腹いっぱいになってしまいました。
ずーっと観るのを躊躇していましたが
わざとらしい演技がやっぱり苦手です。
ゴメンなさい。
広瀬すずさんは米兵にレイプされる女性役でしたが
なんだろう…
この人にはどの作品を観ても感情移入できなくて
本作もしんどかったです。
最後にチラッと出てきた高畑充希さんはまだマシでしたが
会話と表情が一致していなくて気持ち悪かったです。
抑え目の演技は先の2人の女優さんより良かったですが。
綾野剛さんの神秘的な感じ
森山未來さんのぶっ飛んだ感じ…
ワクワクしました。
松山ケンイチさんは黙っていても滲み出る演技っていうのかな？
本作でもそんな感じでとても良かったです。
もちろん素晴らしかったの筆頭は渡辺謙さん。
（宮崎あおいさんのお父さん役）
普通のお父さん役でしたが
その普通っぽさに巧さを感じました。
で、いつも私が酷評する（すみません💦）妻夫木聡さんも出演されていました。
ゲイの男性役。
綾野剛さんとの濡れ場が凄かったです。
が・・・
この人、絶対最後に大泣きするんですよね…どんな作品でも。
本作でもやっぱりそうでした。
私は大袈裟な演技をする俳優さんや女優さんがどうやら苦手のようです。
お時間があれば観てください。
