ブエノスアイレス恋愛事情

2011年のアルゼンチン=スペイン=ドイツ合作映画です🎬

監督はグスターボ・タレット。



30代のマリアナ(ピラール・ロペス・デ・アジャラ)とマルティン(ハビエル・ドロラス)は、どちらも混沌としたブエノスアイレスの街で暮らしている。

エレベーター恐怖症の建築家マリアナは4年間同居した恋人との別れから立ち直っておらず、広場恐怖症マルティンアメリカに移住した恋人の犬を預かったまま取り残された……。









30代シングルの男女が織りなす日常を描いたお話です。

ファッション、仕事、都市の街並みが淡々と表現され
ロマンチックというより若干シリアスです。

主人公の2人がそれほど美男美女じゃないっていうのも良かったですね。

大事件やどんでん返しはありません。
日常という風景が切り取られて再現されているだけの作品ですので
面白いと思うか否かはそれぞれだと思います。

個人的には好きなタイプの作品ですね。

主人公はともにパニック障害を患っていますが
その辺りのことはサラッとした描かれていません。
都市に住む若者のパニック障害なんて珍しくないしね…っていうスタンスなんでしょうか?
詳細を描いても意味ないし…ってことだと解釈しました。


主人公の2人以外に精神科医が2人登場します。
彼らの主治医ではなく
出会い系で出会ったりプールで出会ったりして一夜を共にするだけです。




どっちも精神科医っぽくなくて
変な人たち(笑)
アルゼンチンでは精神科医ってこういう認識なんでしょうか?💦

マリアナの愛読書として『ウォーリーを探せ』が登場します。
これがこのお話のキーワードかな?

鉄腕アトムのフィギュアや招き猫、日本語で書かれたコーンフレーク、アサヒスーパードライなどが出てきますよ!
特に日本を意識した作品じゃないみたいですが。


お時間があればどうぞ。