鈴木家の嘘

2018年の日本映画です🇯🇵

監督は野尻克己。



鈴木家の長男の浩一(加瀬亮)が自死し、母の悠子(原日出子)はショックで倒れて入院してしまう。
浩一の四十九日に父・幸男(岸部一徳)は、娘の富美(木竜麻生)、幸男の妹・君子(岸本加世子)、アルゼンチンで事業をしている悠子の弟・博(大森南朋)と悠子について話し合う。
そこに悠子が意識を取り戻したと知らせが届き、彼らは病室に駆け付けた。
悠子は記憶喪失になっており、悠子から浩一の様子を聞かれた富美は、浩一が博の事業を手伝うためにアルゼンチンにいると咄嗟に嘘をつく……。









引きこもり、うつ病自死、遺族の苦悩、家族の問題…
重いテーマがたくさん詰まった作品でした。
なさそうであり得るお話です。

コメディタッチの描写が本作の陰鬱感を若干拭い去ってくれていますが

とはいえ
いろいろと考えさせられる作品だったと思います…一個人として、精神科医として。

出演者が皆さん素晴らしかったです。

浩一役の加瀬亮さんはちょっとだけの出演でしたが存在感がありました。



岸部一徳さん、原日出子さんの名演技もさることながら
妹役の木竜麻生さん…
素晴らしかったです。
見た目はどこにでもいるような
決して華がある感じではないのですが
しっかりとした演技が出来る女優さんだと思いました。



叔母さん役で岸本加世子さんが出演されていました。久々に観たような…
ひたすらうるさかったです。
素敵な女優さんではありますが
やたら怒り散らすような役柄が昔から多くて
本作もそんな感じで
個人的には苦手な女優さんです。
すみません💦



元気になれるような作品ではありませんが
必ず観ておきたい作品の1つだと思います。
お時間があればどうぞ。