シアター・プノンペン

2014年のカンボジア映画です🇰🇭

監督はソト・クォーリーカー。
女性監督の初作品です。



カンボジアで生活している女子大生のソポン(マー・リネット)は、ある日、偶然入った古い映画館で、母(ディ・サヴェット)が若い頃に主演を務めた映画を目にする。

その作品はクメール・ルージュが圧政を敷いた前年に作られ、公開されなかった上にラストシーンが失われていた。

一方、ソポンの姿に映画館の主人のベチア(ソク・ソトゥン)は、愛した人を思い出していた……。








クメール・ルージュポル・ポト派)による独裁政権時代を潜り抜けた1本の恋愛映画をめぐり
現代の女子大生がカンボジアの過酷な1970年代を生きた家族の真実に向き合う姿を描いたヒューマンドラマです。

若かりし母親が女優として出演した映画を観たことをきっかけに、主人公のソポンが両親の秘密やカンボジアの歴史を知る…というお話ですが

ちょっとしたどんでん返しもあり
かなり見応えがある作品でした。

ただ、登場人物(作中の映画も含めて)の男性がみんな同じような顔だったので
最初は人物相関がわかりにくなったです。

軍人顔とチンピラ顔の二通りしかなかったなぁ💦

ソポンの彼氏に至っては
すぐにピストルをぶっ放すし…
お顔が亀田三兄弟っぽかったです💦



そんなソポンも女子大生には見えなくて
作中で不良仲間から言われていたように娼婦にしか見えなかったです💦
でもとても綺麗な子でした。



元女優のお母さんはアルツハイマー病のような感じでしたが
病気のことには詳しく触れられていませんでした。



エンドクレジットに
当時映画監督や俳優という理由で粛清された人
たちの実際の写真が次々と映し出され
異国のお話とはいえ胸が苦しくなりました。

カンボジア映画って初めて観ましたが
音楽とか風景が中国的な感じがしました。

お時間があればどうぞ。