きみが還る場所
2015年のアメリカ映画です🇺🇸
同名のベストセラー小説が原作です。
脚本・監督はマイケル・ポーリッシュ。
牧師のドン(ヘイデン・クリステンセン)は、愛する妻エヴァ(ケイト・ボスワース)と3人の子供と幸せな生活を送っていた。
大雨のある日、出張先から車で帰宅する途中、彼は大型トラックとの正面衝突で即死してしまった。
90分後、奇跡的に息を吹き返したドンだったが、瀕死状態の彼と妻たちを待っていたのは想像を絶する苦難だった。
やがて家族の重荷となることに苦悩するドンを救うため、エヴァは“ある決断”をすることになるが……。
アメリカの医療制度についても触れています。
実話を基にした作品だそうですが
キリスト教を信仰しない人からすれば
かなり胡散臭いお話です。
事故とリハビリのお話は実話ですが
『天国での90分』については???です。
信じる者は報われる
祈りを捧げる者は救われる…
キリスト教を否定する気はありませんが
個人的にはそういう選民的な考え方…苦手ですね。
宗教はさておき
本作で好奇を唆られたのは
先にも提示した『アメリカの医療制度』と『イリザロフ法』です。
医療保険で賄える治療費には限りがあって
お金が払えなければ死にかけていても転院を余儀なくされる…
要は
貧乏人は高度な医療を受けることができないアメリカ…
今更ながら国民皆保険の日本って素晴らしい国だと思いました。
事故を起こした相手のトラックから賠償金を取るために奥さんのエヴァが依頼した弁護士がかなり怪しい人で笑ってしまいました💦
そして『イリザロフ法』について。
骨折が治る時のメカニズムを利用して、骨を修復したり延長する治療法です。
↓こんな装具をつけて治療します。
宗教色の強い作品なので
こうした別の視点で観ないとちょっとしんどい作品かもしれません。
最後に実際のドンが登場します。
世界中で臨死体験の講演をされているようです。
お時間があればどうぞ。