ぼくの伯父さん

1958年のフランス映画です🇫🇷

第31回アカデミー賞外国語映画賞、第11回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作です。

脚本・監督はジャック・タチ

主演も務めています。




プラスティック工場のオーナー社長(ジャン=ピエール・ゾラ)の超モダンな邸宅をその息子(アラン・ベクール)は全く気に入っておらず、度々伯父さんであるユロ(ジャック・タチ)の住む下町を訪ねる。
両親は息子を取られたようで面白くなく、独身の伯父さんに嫁を押しつけるべくパーティを催すが、これを無意識に彼がぶち壊しにしてしまうのは言わずもがな。
社長は兄に社会性を備えさせようと自分の工場に雇うが、ここでも失敗ばかりの彼は奇妙なパイプを大量生産してしまう。
呆れた社長はこの暢気な兄貴を地方支店に転任させることにしたが、これにも飄然と応じて伯父さんは懐かしの町を去って行くのだった……。









とても有名な作品です。
今更ながら観ました。

特にストーリーはありません。

伯父さんの妹夫婦の豪邸の庭だったり
オールオートマティックのキッチンだったり
ユロの住んでいる迷路のようなアパートだったりが妙に滑稽で

さらにユロの存在自体が摩訶不思議な感じで

観ていてほっこりするコメディ映画です。

チャップリン映画のような
ちょっと抑え気味な『フランス版ミスタービーン』といった感じでしょうか?


60年以上前の作品ですが
カラーがとても美しく
何気に楽しめるお話だったと思います。

お時間があればどうぞ。