ハングリー・ハーツ

2014年のイタリア映画です🇮🇹

第71回ヴェネチア国際映画祭で主演の2人が男優賞と女優賞をダブル受賞した作品です。

監督はサヴェリオ・コスタンツォ



運命に導かれてニューヨークで恋に落ちたジュード(アダム・ドライヴァー)とミナ(アルバ・ロルヴァケル)は結婚し男の子が産まれる。

だが、ミナは息子の育て方についての方針に異常なこだわりを見せ、次第に神経をすり減らしていく。

やがて彼女は、息子が食べるものや接するものに敵対心と怖れを抱くようになり……。








息子の誕生をきっかけに
子育てをめぐり苦悩する夫婦の姿を
ニューヨークを舞台に描いたサスペンス映画です。

オープニングこそコメディタッチの恋愛映画様でしたが
すぐにミナの狂気が顕になっていきます。

こういうトンデモ医学やとトンデモ育児を信奉する人…私の臨床場面でもたくさんいらっしゃいます。

いくら理論的かつ冷静に説明しても理解していただけません。

結末は賛否両論あると思いますが
司法や行政が正しい判断をしてくれなかったので
仕方なかったのでは?
と思います。

コレ…普通に虐待案件なんですけどね。

それにしても義母さんが可哀想だったなぁ。


ニューヨークが舞台のお話で
結婚式のシーンでは思い切り『フラッシュダンス』のテーマソングが流れて

違うやろー!

とツッコミを入れてしまいましたが

エンディング曲はイタリアっぽくて良かったです。

まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。
途中かなりイライラしてしまうお話ですが。