2020-04-01 愛する 1997年の日本映画です🇯🇵原作は遠藤周作先生の『わたしが・棄てた・女』。脚本・監督は熊井啓。東京湾を望む臨海副都心、クリスマスの日に遊びに来た森田ミツ(酒井美紀)は、吉岡努(渡部篤郎)という沖縄出身の青年と出会い、二人はその夜、当然のように結ばれる。しかし、その喜びもつかの間、ミツはハンセン病と診断され、北アルプス山麓の療養所へと隔離されてしまう。心細さと不安を抱えるミツだったが、園内の人々に温かく迎えられる。が、やがてミツのハンセン病は誤診と判明する……。随分前に原作を読みました。1969年公開の『私が棄てた女』(浦山桐郎監督)も観ました。(本作はこのリメイクです)え?ストーリー、全然違うやん!大筋は大体同じなのですが前作では、愚鈍そうな田舎娘が悪い男にボロボロにされて棄てられ棄てた男は良心の呵責に苛まれてメンタルがおかしくなる…というかなりドロドロした作品でしたが本作は天使のように美しいミツとそんなに悪い人じゃない努の純愛物語でした。前作も本作もハンセン病に対する差別や偏見がテーマではありましたが、本作の方がキリスト教色がより強かったように思えます。本作は90年代(その当時の現代)の設定で制作されたそうですが90年代ってこんなに昭和だったかしら?と唖然としてしまうほどでした💦(要するに映像が古臭かったということです)原作や前作とは別の作品と考えて観られた方が良いかと思います。主演の酒井美紀さんと渡部篤郎さんは演技がまだまだ熟してないなぁ…なんて思いましたが脇役陣はとても素晴らしかったです。ハンセン病の療養所で同室だった妙子さん役の岸田今日子さん…関西弁がなんかおかしかったけどイイ味出していました。努と同郷の沖縄料理屋さん役に先日逝去された宍戸錠さん…存在感がありました。なかなか評価が高い作品のようです。良かったら観てください。私は前作の方が面白かったなぁ。予告編はありません。なので、前作の予告編を貼っておきます。
1997年の日本映画です🇯🇵原作は遠藤周作先生の『わたしが・棄てた・女』。脚本・監督は熊井啓。東京湾を望む臨海副都心、クリスマスの日に遊びに来た森田ミツ(酒井美紀)は、吉岡努(渡部篤郎)という沖縄出身の青年と出会い、二人はその夜、当然のように結ばれる。しかし、その喜びもつかの間、ミツはハンセン病と診断され、北アルプス山麓の療養所へと隔離されてしまう。心細さと不安を抱えるミツだったが、園内の人々に温かく迎えられる。が、やがてミツのハンセン病は誤診と判明する……。随分前に原作を読みました。1969年公開の『私が棄てた女』(浦山桐郎監督)も観ました。(本作はこのリメイクです)え?ストーリー、全然違うやん!大筋は大体同じなのですが前作では、愚鈍そうな田舎娘が悪い男にボロボロにされて棄てられ棄てた男は良心の呵責に苛まれてメンタルがおかしくなる…というかなりドロドロした作品でしたが本作は天使のように美しいミツとそんなに悪い人じゃない努の純愛物語でした。前作も本作もハンセン病に対する差別や偏見がテーマではありましたが、本作の方がキリスト教色がより強かったように思えます。本作は90年代(その当時の現代)の設定で制作されたそうですが90年代ってこんなに昭和だったかしら?と唖然としてしまうほどでした💦(要するに映像が古臭かったということです)原作や前作とは別の作品と考えて観られた方が良いかと思います。主演の酒井美紀さんと渡部篤郎さんは演技がまだまだ熟してないなぁ…なんて思いましたが脇役陣はとても素晴らしかったです。ハンセン病の療養所で同室だった妙子さん役の岸田今日子さん…関西弁がなんかおかしかったけどイイ味出していました。努と同郷の沖縄料理屋さん役に先日逝去された宍戸錠さん…存在感がありました。なかなか評価が高い作品のようです。良かったら観てください。私は前作の方が面白かったなぁ。予告編はありません。なので、前作の予告編を貼っておきます。