蛇のひと

2010年の日本映画です🇯🇵

第2回WOWOWシナリオ大賞を受賞した作品を
森淳一監督が映画化したサスペンスドラマです。



陽子(永作博美)が出社すると、部長(國村隼)が自殺し、おまけに課長の今西(西島秀俊)までが行方不明で会社はパニックに陥っていた。
部長の葬儀を済ませた後、彼女は副社長に呼ばれ、今西に会社の金を横領して逃亡した疑いがあると告白される。
陽子は上司である彼の行方を捜すよう言い渡されるが、その足取りはなかなかつかめず……。








サイコパスのお話です。
サイコパスを『蛇のひと』と表現するの…
アリだなって思いました。

西島秀俊さん演じる今西課長がサイコパスなのですが
関西弁があまりにも酷くて
演技力云々よりも
サイコパスを傍観する時に感じる小憎たらしさが足りなくて
とても完成された良い脚本だったのに
もったいないような気がしました。


主演の永作博美さんは『年齢の割に可愛い』とか『美魔女』と評価される女優さんですが
本作では適度におばちゃん臭くて
年相応な感じが良かったですね。


最近私が大好きな田中圭さんが脇役(永作博美さんの部下役)で出演されていました🙌


10年前の田中圭さんですが
ほとんど変わらないですね。
ただ、今の方がちょっと崩れた色気があって良いと思います。

後半はストーリーに無理やり感があるといったレビューも幾つか見受けられますが

西島秀俊さんの幼なじみ役を演じた板尾創路さんが登場した辺りから面白くなってきたように私は感じました。



サイコパスものとしては捻りが今ひとつではありましたが

火曜サスペンス的なハラハラ感はあり
まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。