こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

2018年の日本映画です🇯🇵

原作は渡辺一史先生の著書『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』です。
監督は前田哲。



北海道の医学生・田中(三浦春馬)はボランティアとして身体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。
病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。
夜中に突然『バナナが食べたい!』と言い出すなどいつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野はどこか憎めない愛される存在だった。
ある日鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていた。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医や看護師、ベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!
しかし鹿野の病状は徐々に悪化、身体はますます自由が利かなくなっていく。
そんな鹿野には生きているうちにどうしても叶えたい夢があった……。









鹿野さんのワガママっぷりが最初は不愉快でしたが、ストーリーが進むにつれ、ワガママだけどイイ人なんだなーって思えるようになりました。
↑これって大泉洋さんの演技力ですね。
実際の鹿野さんの人となりは分かりませんが💦


筋ジストロフィー患者さんの実話を描いたお話ですが、三浦春馬さん&高畑充希さんのカップルは実在していなくて

さらに本作で描かれている〝夜中にボランティアにバナナを買いに行かせる〟エピソードもフィクションらしいです。
実際は買い置きしていたバナナをキッチンから持って来させただけとのこと。

物語としては面白かったです。

お涙頂戴の闘病ものとは一味違う
コメディタッチな感じが良かったです。
↑これも大泉洋さんだったから実現したんでしょうね。


鹿野さんがご存命の頃は、障害者に対する理解やボランティアについての認知がまだまだ低かった時代だったと思います。
本作で登場したボランティアさんたち…
ホントに凄かったです。

人は他人のためにそこまで一生懸命になれるのか?

考えさせられました。

↓実際の鹿野さんです。



ヘビースモーカーだったそうです💦

良い作品でしたが
医師として1つだけ苦言を…

鹿野さんの主治医(原田美枝子さん演じる)…
この人が鹿野さんよりも不愉快でした。
タメ口というか男性みたいな荒っぽい言葉遣いが私にはムリでした。
こういうドクターと一緒にお仕事したくないです💦



三浦春馬さん演じる田中君のお父さん(大病院の院長)役で私の大好きな佐藤浩市さんが出演されていました。
なので良しとしましょう。



お時間があればどうぞ。
三浦春馬さんは難しい役どころでしたが
素晴らしかったです😭