戦争と青春

1991年の日本映画です🇯🇵

原作は早乙女勝元先生の同名小説で、本作の脚本も担当されています。
監督は今井正
本作が遺作となりました。



東京の下町にある花房モーターズ。
娘のゆかり(工藤夕貴)は夏休みの宿題のため戦時中の話を聞こうとするが、父の勇太(井川比佐志)はなぜか答えようとしない。
ある日、勇太の姉である清原咲子(奈良岡朋子)が道路に飛び出した子供を助けようとして交通事故に遭ってしまう。
そのとき咲子は「蛍子、あぶない」と叫んでいた。
父はゆかりに昔の話を語り始める。
咲子は戦争で蛍子という名の私生児と生き別れ、以来45年、子供と別れた黒焦げの電柱の前に立っていたのだった……。










終戦記念日の本日…反戦映画を観ました。

戦争も東京大空襲も知らない平成の女子高生が父親から当時の話を聞きながら、戦争を追体験するというお話です。

昔の日本映画を観ていつも思うことなのですが
戦時中のイカれた状況下とはいえ

日本人って野蛮だよね

というのが最初の率直な感想でした。

人が人を平気で殴る、罵倒する…
昔はこういう日本人が多かったですね。


観ているうちにグイグイ引き込まれる感じがして
戦争はアカンよね…って素直に感じさせる良作だったと思います。

ただ、工藤夕貴さんの二役はちょっといただけなかったかなぁ。

女子高生か若い頃の咲子おばさんのどっちか一つに役を絞った方が良かったかと…

観ていて混乱こそしませんでしたが
同一人物が演じているので
それぞれのキャラが薄くなってしまったような気がしました。
二役は工藤夕貴さん本人が監督に直訴して決まったそうですが…



若き咲子おばさん役の方は喋り方が戦時中っぽくなくて違和感しかなかったです💦

それと…
はぐれてしまった娘・蛍子の後日談は要らなかったと思います。

その尺を使って
戦時中のストーリーをもう少し濃厚に描いた方が良かったように個人的には思いました。
戦争に反対した人たちや召集令状を無視して逃亡した人たち、非国民と呼ばれた人たちのお話をもう少し膨らませて描いて欲しかったです。

東京大空襲のシーンは本物のセットに火をつけて撮影されたそうで
かなり迫力がありました。



2時間に満たない短めの作品です。
工藤夕貴さんがはしゃぎ過ぎていて
民放の終戦記念日特集ドラマみたいなノリでした。
なのでかなり観やすかったです。
お時間があればどうぞ。