人生、ブラボー!

2011年のカナダ映画です🇨🇦

2013年にDelivery Manというタイトルでハリウッドでリメイクされた作品です。
監督はケン・スコット。



42歳の独身男ダヴィッド(パトリック・ユアール)はある日突然、693回に及ぶ精子提供を通じて533人の子どもの父親であることが発覚。
さらに142人の子どもから身元開示の訴訟を起こされていることを知る。
身元を明かすつもりはないダヴィッドだったが、子どもの一人が応援しているサッカーチームの選手であることに気付くと、他の子どもたちにも興味を持ち始め……。









過去に行なった精子提供によって
遺伝子上533人の子どもがいることが発覚した男性をめぐるコメディ映画です。

邦題がかなりダサいのですが
内容はとても良かったです。
コメディというよりハートウォーミングなお話でした。

精子提供で533人の父親になるなんて有り得ないことですが実話らしいです。

父親の身元開示の裁判を起こす…というのは子ども側からすれば妥当かもしれませんが

いやいや
これって完全に病院が悪いでしょ?

ダヴィッド以外に精子提供する人はいなかったの?
回数に制限を設ける必要があったと思うし
同じ精子で533人も体外受精しちゃいけないでしょ?

って感じました。

『こんな大勢の子どもを誕生させるなんて狂ってる!』

とマスコミがダヴィッドを非難していましたが

狂ってるのは病院ですね。


それとダヴィッド…
訴訟を起こしている142人のプロフィールに興味があるのは良いとして

そのプロフィールが入った封筒から取り出した最初の1枚目が有名なサッカー選手だったからこんな風な展開になっただけで

平凡な人が1番目だったらきっと興味が失せて子どもたちに会いに行くことなんてしなかったんじゃないかなー

なんて思いました。


とはいえ
ダヴィッドは良い人でしたね。

作品としては前半はテンポが良くて面白かったです。
子どもたちを探して次々に会いにいくシーンはちょっとワクワクしました。

その後は中だるみ。
重要な裁判シーンはBGMのみでサーっと流されていて残念でした。

で、最後はまあまあだったかな?

まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。