モリのいる場所

2018年の日本映画です🇯🇵

監督は沖田修一



画家の守一(山崎努)は、草木が生え、いろいろな種類の生きものが住み着く自宅の庭を眺めることを30年以上日課にしていた。
妻の秀子(樹木希林)と暮らす守一の家には、守一の写真を撮る若い写真家の藤田(加瀬亮)、看板を描いてもらおうとする温泉旅館の主人(光石研)、隣人の夫婦など、来客がひっきりなしだった……。








30年もの間、ほとんど自宅から外出することなく庭の生命を描き続け
97歳で死去するまで生涯現役だった画家の熊谷守一を主人公に
晩年のある1日をフィクションで描いた作品です。

熊谷守一先生…本作を観るまで存じ上げておりませんでした。
教養がなくてすみません💦

と思っていましたが
この猫の絵は知っていました🐈


有名な作品ですものね。

こちらが実際の熊谷守一先生です。


山﨑努さん…忠実に演じていらっしゃいましたね。


忠実と言えば
映画の冒頭で
林与一さんが昭和天皇を演じていましたが
そっくりでした。



どうということはない作品でした。
こんな晩年が過ごせたらいいな
こんなに長生きできたらいいな

というのが感想です。

モリさんのご自宅というのは池袋なのですが
昭和49年の池袋ってこんなに庶民的だったのには驚きました。






モリさんの奥様役に今は亡き樹木希林さん。


沢田研二さんの『危険なふたり』を口ずさむシーンがあって

往年の『ジュリ〜』を彷彿させられました。

作中にドリフの話題も出てきて
志村けんさんがイケメンとか私は長さん派よ!とか)
天井からたらいが落ちてきたりして

遊び心がある作品でもありました。

まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。